金曜ロードSHOW!谷生プロデューサー独占インタビュー2、魔女宅をより楽しめる新たなる仕掛けと映画番組への思い

シネマズ編集長の柳下修平です。「金曜ロードSHOW!」の「2週連続冬もジブリ」。先週の『天空の城ラピュタ』に続いて1月22日の本日は『魔女の宅急便』が放送されます。

シネマズでは金曜ロードSHOW!の谷生俊治プロデューサー(編成局総合コンテンツ部主任)への独占インタビューを行いました。

[先週の記事]
金曜ロードSHOW!谷生プロデューサー独占インタビュー1、バルス祭りやジブリ作品への思いとは?
http://cinema.ne.jp/recommend/laputa2016011506/

第二弾となる今回は「魔女宅をより楽しめる新たなる仕掛けと映画番組への思い」を掲載させて頂きます。

魔女の宅急便© 1989 角野栄子・二馬力・GN© 1989 角野栄子・二馬力・GN

インタビュー

──  先週ラピュタのようなネタ的な切り口は無いと思うが、今回『魔女の宅急便』で番組として仕掛けていく予定のことはあるのか。

谷生俊治(以下、谷生) 今回もジブリ作品の放送時では、おなじみとなった特設サイトを展開、「もっと観たくなる驚きの情報」を掲載しています。

https://kinro.jointv.jp/ghibli2016/

・「魔女の宅急便」の世界に行きたい!

・トンボは“今一番女の子にモテる”!?

・キキのモデル、実は宮崎駿監督にとっても身近なあの人!!

など、楽しい読み物コンテンツを用意しました。
特設サイトは、放送中には、「お得情報メモ」と「名言&感動セリフ集」をシーンにあわえてお届けします。
「お得情報メモ」は「へー!」と思って頂けるような楽しいコンテンツ。「名言&感動セリフ集」は作品内で流れるあの名言や感動セリフを厳選しました。カウントダウンに合わせてシェアボタンを押すとSNSにシェアができるので、是非楽しんで頂きたいです。

 

──  データ放送でも何か新しい仕掛けはありますか?

谷生 もちろん。データ放送でも「お得情報メモ」と「名言&感動セリフ集」を用意していますが、今回1つ新しい取り組みがあります。データ放送で台詞を表示させる際に、キャラクターが会話をしているようなレイアウトを用意しました。例えばキキとトンボの会話なら吹き出しのように、キャラクターが漫画のように会話をしているような表示を初めて行います。

台詞を親しみやすく文字化すること、それ自体を楽しんでもらいたいと思い、用意しました。どのような出来栄えかは是非チェックして頂ければと思います。

実は今回、スタジオジブリ作品の放送時、デジタルでコンテンツをお届けし始めて、今回が初めての『魔女の宅急便』の放送なのです。つまり、「お得情報メモ」などを「魔女の宅急便」で展開するのは、初めてということです。是非魔女宅ファンにも、初見の方にも、データ放送をチェックしながら楽しんで頂ければと思います。

 

──  最後に、大きな質問にはなりますが、今後「金曜ロードSHOW!」はどのような戦略を持って進んでいくのか。

谷生 テレビの映画番組は今厳冬期を迎えています。各局とも映画枠の名前を変えたり、看板を下ろしたり、番組を下ろしたりしています。そんな中で、幸い日本テレビは何とかまだ「金曜ロードSHOW!」という枠を持つことができています。

この事には凄く責任を感じています。

やはり地上波放送からレギュラーの映画番組が無くなるというのは凄く問題です。地上波テレビでの映画番組は、一番気軽に、誰でも映画と出会える場だと思うからです。

一番身近な映画との出会いの場である地上波テレビ、それが無くなってしまうと…、僭越ですが「日本文化の損失」だと私は思います。

皆がお金払って映画を見るわけではありません。皆がデジタルツールを持っているわけでもありません。だからこそ、「金曜ロードSHOW!」という誰でも簡単に見られる映画との出会いの場をずっと持ち続けていきたいと思っています。

「これからも金曜ロードSHOW!という映画枠を守っていく!」という思いそのものが一番の戦略だと思っています。

だからこそ、今の時代に即した戦略、戦術を使い、どんどん攻めていくことは必要だと思っています。デジタル展開というのはまさにその一つの武器なのです。とにかく仕掛ける、とにかく攻め続けることが大切なのです。

どうやって「金曜ロードSHOW!」を発展的に継続させていくか。そのためにどうしたら良いか。その事をずっと考えています。

今年のトレンドがどうなるかなんてわかりません。どういった戦略を取るべきかは時代によって変わってきます。もしInstagramがもっとブレイクして、「金曜ロードSHOW!」でもInstagramによる宣伝が良いとなったら絶対やっていきます。

時代に即した戦略を持って、私たちはこれからも戦い続けます。

 

インタビュー後記

『魔女の宅急便』の新たなる展開についてだけでなく、「金曜ロードSHOW!」の責任、地上波テレビでの映画との出会いの重要性なども熱く語って頂きました。

お忙しい中お時間を頂き改めて感謝を申し上げます。

非常に気さくにインタビューに応じて下さった谷生プロデューサー。笑顔を見せながらも、最後の「金曜ロードSHOW!」への思いを語る時はとても熱が入っているように感じました。

今の時代DVD/Blu-rayでの映画視聴はもちろん、Hulu等ストリーミングサービスも全盛期。私たちはそれらを当たり前のように活用していますが、谷生プロデューサーのお言葉のように「全員がそうとは限らない」のです。

「金曜ロードSHOW!」は厳冬期であっても攻め続けると仰られていました。これからの展開を応援し、地上波テレビでの映画放送が無くならないように、シネマズby松竹でも出来る取り組みをしていければと考えております。

以上、二週に渡りお送りした「金曜ロードSHOW!谷生プロデューサー独占インタビュー」、最後までお楽しみ頂けておりましたら幸いです。

(取材・文:柳下修平)

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