特撮向上委員会

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2018年09月23日

ゲイツの活躍に期待!『仮面ライダージオウ』の世界観を考察&魅力を語る

ゲイツの活躍に期待!『仮面ライダージオウ』の世界観を考察&魅力を語る

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

9年前にリ・イマジネーションを掲げ、それまでの平成ライダーを要約した別世界を周ったシリーズ10作目の『仮面ライダーディケイド』。

オリジナルキャストが出てきては歓喜の声をあげ、毎週お祭り騒ぎをしていました。

そしてこの度始まった『仮面ライダージオウ』も平成ライダー20作目ということで、今までの作品を振り返る内容というのは事前にアナウンスされていました。

お祭りを期待しつつも、どう「ディケイド」と違うアプローチをしてくれるのかと期待して始まった「ジオウ」を見て驚愕。

ただのお祭り作品ではなく、過去作品に真っ向勝負の作り。

1話、2話で「ビルド」の戦兎と万丈が出てきて「やったー、ビルドロス解消!」などという生半可なものではなく、しっかりとジオウ色に染め上げられたビルドが出てきて、「ヤバい、油断してるとあっという間に置いていかれる」という危機感を覚えるほど。

正直言って、めっちゃ難しい!

そして時系列はどうなんだとか考えてしまってややこしい!

しかし、3話目を終えて見方がわかってきました。

断言できませんが、今のところはオリジナルキャストが出てくるパラレルワールドとして「ジオウ」を楽しむ方向に向いております。

「ビルド」の後半を用いていうならば、スカイウォールがないので当然Bの世界ではありません。

そして2017年にタイムスリップしてるので、Cの世界でもありません。

では、Aの世界かというと、そもそもスカイウォールの惨劇がなければあの顔の戦兎は佐藤太郎のはずで、あの葛城巧が出てくるべきだし、万丈も戦兎と知り合ってないはずですし、ツナ義ーズは一体誰が歌ってるんだということになってきます。

などと思ってたら、東映公式アプリの「TTFC」で配信されてる『ジオウ補完計画』という動画で説明されてました。


台本を持ちながら読み上げる“朗読劇スタイル”の実験的な映像に、「ジオウ」キャストが挑む本作。果たして気になる台本の内容は…? そして、補完計画の全容は…。
■『仮面ライダージオウ』スピンオフが配信決定!補完計画とは一体…?

色んな都合があるということです(笑)。

しかし、都合上ああなったということは、脳内で葛城巧を木山廉彬さんの顔に変換すればしっくりハマるのか。

いや、ますますややこしくなってしまいました。

とりあえず、ビルドには出てきてないDの世界という別世界として考えて見てみようと思います。

ここから話が進んでいったり、見返したときに覆る可能性は多分にありますが…。

もうひとつ、さらにややこしいのがアナザーライダーが存在するようになると、歴代のライダー達はライダーの記憶がなくなるというか、そもそもライダーになっていなかった歴史にすり替わるということです。

その辺りが、見ていて結構こんがらがってきます。

しかし、難解だからこそリピートして確認してしまいますし、あれはどういうことなんだというファン同士の「ジオウ」談義にも花が咲きます。

放送を見るだけでなく、こちらも一緒になって考える視聴者参加型のこのスタイルこそ、「ジオウ」の特徴かつ魅力なのではないでしょうか。

レジェンドライダーがどんな出方をしてくれるか毎週楽しみなわけですが、僕の中でそれと同じくらい楽しみにしてるのが仮面ライダーゲイツの活躍です。

第11話



明光院ゲイツを演じる押田岳さんを制作発表で見たときに、『仮面ライダー龍騎』の秋山蓮を演じた松田悟志さんに雰囲気や声が似てると感じた僕ですが、「ジオウ」が始まってみるとゲイツの感じも、まるで蓮じゃないかと驚きました。

過去(正確には未来)に悲劇を背負ってる設定も僕の大好きな感じですし、何よりも変身がカッコよすぎる。

なんで1話目から、あんなキレキレで決まってる変身が見せられるんでしょう。

当然何度もやっちゃいましたよね、ゲイツの変身ポーズの練習。

家で息子とジクウドライバーをもうすでに200回転はさせてるかと思います。

当初は気になった、顔についてる“らいだー”の文字も、一瞬でカッコよく見えるようになった仮面ライダーゲイツ。

1年間ゲイツ推しで応援していきたいと思います。

(文:篠宮暁)

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