特撮向上委員会

SPECIAL

2018年10月21日

人気バイプレイヤー・遠藤憲一が出演していた特撮作品って?若かりしエンケンさんにも注目

人気バイプレイヤー・遠藤憲一が出演していた特撮作品って?若かりしエンケンさんにも注目

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

3か月に一度発行される特撮ファンのマストバイ雑誌「宇宙船」。

廃刊になったり、年に2回のみの発売となったりしてしまった他雑誌とは違い、いまだに昔と変わらぬペースで、しかも大満足の情報量を載せていただいてることを本当に奇跡と感じながら毎号毎号ありがたく愛読させていただいているんですが、その中で特に楽しみにしている毎回とんでもないクオリティの高い連載があります。

数多のおもちゃのデザイン、企画、開発をされてきた元バンダイの野中剛さんの連載です。

現在は「SUPER MODE OF TOEI METAL SPIRIT」というタイトルでメタルヒーローシリーズに特化した内容なんですが、放送当時の設定にはなかった今だから足せる要素を入れて、野中さんが超絶テクニックでイラストを描かれていてこれがまぁかっこいい。

そして「SUPER MODE OF TOEI METAL SPIRIT」の前の連載はメタルヒーローシリーズの中の「レスキューポリス」シリーズに特化して連載されてました。

その名も「RESCUE POLICE SECRET FILES」。

その「RPSF」をまとめたムックが先日発売されました。

野中剛presents レスキューポリス・シークレットファイル (ホビージャパンMOOK 892)



ヤバい。

カッコいい。

気づけば本開いてる。

制作過程なんかも載ってたりしてるんですが、ただただ「ほぉーー!!」という言葉しか出てきません。

このムックのすごさ、まだまだあります。

「レスキューポリス」シリーズのおもちゃがなんと全部掲載されてます。

更にそのおもちゃ達は野中さんがデザイン、そして企画もされてるので、写真だけではなく当時の開発の話や制作者ならではの解説が載ってるんです。

これは豪華。

見ていくと、喉から手が出るほど欲しかったおもちゃから持ってたおもちゃまで完全網羅。

読み応えハンパない。

そして巻末には「レスキューポリス」シリーズのゆかりのある方のインタビュー集が。

贅沢極まりない。

「スペース・スクワッド」のラストではウインスペクターのファイヤーがシルエットで登場し、映画館のファンが湧いたのは記憶に新しいところですが、あの様子だと次回作にはファイヤーが、もしかするとレスキューポリスヒーロー達が出てくるかもしれません。

是非これ読んで復習しておきましょう。

「レスキューポリス」シリーズの醍醐味は敵を倒すことよりも、ハイテクなマシンやアイテムを使っていかに人命を救助するかというところだと思うんですが、その他では人情物と言われる胸にジーンとくる話が意外と多いのも特徴。

危険な家族ごっこ



特に好きなのは『特警ウインスペクター』だとバイクルでグッとくる25話の「雨に泣くロボット」や36話の「バイクルのパパ」、『特捜エクシードラフト』だと、ブレイク前にも関わらず、すでに痺れる演技を見せつけている若かりし遠藤憲一さんが出演されてる9話の「危険な家族ごっこ」です。

それぞれロボットが絡んでくるのにSFチックになりすぎず、東映が得意とする刑事ドラマの泣ける部分がぎゅっと詰まった3本です。

その他にも泣ける話、そして当然熱くなる展開や「四半世紀も前なのに、こんなすごいことしてたの?」という驚愕のシーンもたくさんありますので、そのあたりも踏まえて見直してみてはいかがでしょうか?

(文:篠宮暁)

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