特撮向上委員会

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2019年08月04日

オジンオズボーン・篠宮暁が『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』をまだまだ語る!

オジンオズボーン・篠宮暁が『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』をまだまだ語る!

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

引き続き、映画をまだ見てない方は見てから、ぜひお読みください。




前回は『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』にサプライズで登場した、とんねるずの木梨さん扮する仮面ノリダーこと木梨猛について、放映当時の自分の気持ちを思い出しながら興奮のままに書かせていただきましたが、落ち着いて振り返ってみると、その後に現れたイレギュラーライダー達の登場も相当なインパクトがありました。

まずは仮面ライダーG。

ちょうど10年前にテレビ朝日で、SMAPのメンバーそれぞれが企画を背負って挑戦するという特番がありました。

その中で稲垣吾郎さんが仮面ライダーになりたいということで、東映さん、平成仮面ライダーのスタッフさん全面協力のもと作られた作品が『仮面ライダーG』でした。

バラエティ番組の一企画と侮ることなかれ、その超本気の映像は唸りどころ満載。

腰のワインをコルクで抜くという変身も、文字だけ見るとギャグに思われるかもしれませんが、稲垣吾郎さんのおふざけなしの本気の演技と本編テレビシリーズに劣らないエフェクトでそれはそれは見応えのあるものでした。

テレビ朝日の社屋にでっかいGの文字が現れるシーンは、「Over Quartzer」の“平成”のくだりに通ずるものがあったりもします。

さらに短いシーンではありますが松田賢二さん、唐橋充さん、村上幸平さんとテレビシリーズを彩る名俳優さんも拝むことができ、短編ながらもトピックスがてんこ盛りのかなり豪華な作品となってます。

また『ジオウ』のキバ編でマンホールアクションが話題になった釈由美子さんが、この時は正統派ヒロインとして出演されてます。

もちろん当時の僕は釈由美子さんがマンホールをぶん投げまくるなんて、知る由もありませんでした。

そんなGがまさかの登場。

改めてスーツのカッコよさに酔いしれて見惚れてましたが、劇場に来てたお母さん方はそわそわしながらキャッキャと騒いでました。

そのキャッキャに一瞬、稲垣吾郎さんまでサプライズ登場するのかと期待してしまいました。

普通に考えたらありえないことですが、木梨猛を見てしまったら何が起こっても不思議ではない空気が劇場には流れていました。

『仮面戦隊ゴライダー』もそう。

ここでゴライダー持ってくるかとうれしくなってる一方、このカラーリングつながりでひょうきん族のさんまさんがやってた、かまへんライダーが出てくるんちゃうかとソワソワ。

わかってます、絶対にそんなことはあり得ないんです。

ですが先程も書いた通り、何が起こっても不思議でない状態になってたんです。

木梨猛の衝撃は僕の頭の中をカオス状態にし、アドレナリンだかなんだかわかりませんが興奮物質が脳みそから出てることは確実にわかりました。

そして極めつけは漫画版『仮面ライダークウガ』の登場。

二次元のまま三次元と融合させて、なおかつカッコいいと思わせる斬新な映像。

田﨑監督、参りました。

心地よくフルボッコされる感覚、最高でした。

「ぶっとばぁすぞぅ」はあながち嘘ではありませんでした。

仮面ライダーブレンの興奮は、以前書かせていただいたので是非そちらを読んでいただきたいと思います。

見に行く前は竹内涼真さんや菅田将暉さんがサプライズで登場するんじゃないかと思ってましたが、浅はかな予想してしまいすみませんでした。

予想の遥か斜め上を行く演出、本当にありがとうございました。

平成仮面ライダー万歳!

(文:篠宮暁)

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第113回:特撮俳優多数出演の『GOZEN -純恋の剣-』の魅力を熱く語る!

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【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典】も公開中!

劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)2019 テレビ朝日・東映 AG・東映

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