映画コラム

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2020年01月09日

『シライサン』のレビュー:貞子や加耶子に負けず劣らずの新たなホラー・クィーン誕生!

『シライサン』のレビュー:貞子や加耶子に負けず劣らずの新たなホラー・クィーン誕生!



(C)2020松竹株式会社 



古くは『四谷怪談』のお岩、最近では『リング』シリーズの貞子や『呪怨』シリーズの加耶子&俊雄など、これまで数々の魅惑的かつ驚愕のホラー・キャラクターが創造されてきていますが、2020年1月、また新たなホラー・クィーンが登場します……

《キネマニア共和国~レインボー通りの映画街429》

その名も安達寛高(乙一)監督の映画『シライサン』に登場するシライサン。

うっかり彼女を見てしまい、そこで目をそらしたら殺される!

シライサン……
その名を知ったが最後!


映画『シライサン』は、主人公の女子大生・瑞紀(飯豊まりえ)とランチをとっていた親友の香奈(江野沢愛美)が突然怯え出して「来ないで!」と叫んだ直後に、眼球を破裂させて死んでしまった事件から始まります。

一方、大学生の春男(稲葉友)は弟・和人(渡辺佑太朗)からの不穏な電話に胸騒ぎを覚えて彼の許へ赴くと、同じく眼球を破裂させた死体と化していました。

数日後、春男は瑞紀を訪ねます。和人は香奈と同じバイト先で働いていて、SNSで香奈の変死を知った春男はその真相を探ろうと瑞紀を誘ったのでした。

ふたりは香奈&和人のバイト仲間で、一緒に旅行をしていた詠子(仁村紗和)から話を聞きます。

香奈と和人と詠子は宿泊先の旅館でたまたま出会った酒屋の配達人(染谷将太)から、聞き手を巻き込むタイプのよくある怪談話を聞かされていました。

それは異様に目の大きい女性で、その名を知った者は皆死んでしまうという……。

瑞紀と春男にその名を伝えようとはしない詠子でしたが、その直後に彼女は自殺を図り、すんでのところでふたりに命を救われますが、そのとき「シライサンが来る」といったうわごとを聞いてしまいます。

かくして、シライサンの名を知ってしまった瑞紀と春男も呪われてしまったのでした……。

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