映画『スレイブメン』主演・中村優一インタビュー。“ステップアップした気弱な僕”を見て!!

2017年3月10日(金)公開の映画『スレイブメン』。キャッチコピーは「世界平和なんて知るか。僕は、君だけを守る」。

世界のためではなく一人の少女・小暮彩乃(奥田佳弥子)を救うため、主人公のしまだやすゆきが世界と戦う、ダークヒーロー映画となっています。

そんな井口昇ワールド全開の今作で、主人公・しまだを演じた中村優一さんにインタビュー! 作品の魅力や見どころはもちろん、中村さんの近況についても教えてもらいました。

映画『スレイブメン』の生い立ち


―監督の井口昇さん主催のワークショップ参加されたことが、本作主演のきっかけとなったそうですね。

僕は一時期、俳優活動をお休みしていたんです。本格的に俳優活動を再開するにあたって、改めて演技の基礎を学びたいと思って井口さんのワークショップに参加しました。

―どういった内容のワークショップだったんですか?

井口さんらしいユーモアにあふれた内容になっていました。ゾンビ…多かったな(笑)。演者が全員ゾンビとか、全員オネエとか、いろいろ(笑)。でも、そこで自分自身の殻を破るというか、吹っ切れた演技ができるようになりました。

今回の『スレイブメン』は、当時から決まっていたお話ではなくて、そのワークショップに参加した人たちを集めて、何か形にしたいねっていうところから派生して、それがどんどん大きな話になって、気がついたら映画になっていたという感じでした!

映画『スレイブメン』のここに注目!

―今回、中村さんが演じる、しまだやすゆきも、自身で自主製作映画の監督を務める役柄ですね。

劇中でしまだが撮った映像が使われているんですけど、実は、すべて僕自身が撮影したものなんですよ! ここはぜひ注目していただきたいです!

―そうなんですか! あのカメラは本物だったんですね。

そうなんです! 重いんですよ! あのカメラを持ったままアクションもあるので、もう必死にカメラをかばいながら、転んだり蹴られたり…。迫真の演技というか、実際に死にもの狂いで(笑)!

今回、素面でのアクションは殴られたり蹴られたりがほとんどだったので、『仮面ライダー電王』時代に鍛えられた受け身のアクションがここで役立って、カメラが守れてよかったです(笑)。

―なるほど(笑)。他に中村さん的に注目してもらいたいポイントは?

やっぱり特撮作品なので、特撮ファンの人に楽しんで見ていただきたいです。今の時代に合った最新のCG技術と、古き良き昭和の特撮技術が絶妙にマッチした作品になっていて。往年の特撮ファンの人にも、若い世代の特撮ファンの人にも喜んでもらえると思います。

何より僕自身、特撮出身の俳優ですし、特撮作品が大好きですから!

―それが具体的に表れているところというと?

まず、今回のCGは現役高校生が最新の技術を使って、変身シーンやマスク内の映像を加工してくれてるんです。現役高校生ですよ!

それから、やっぱり昭和感の漂うあのマスク! イマドキの特撮作品では味わえない、実際に僕も劇中で何度も装着しているんですけど、アナログ感満載のつくりになっていて、フックをパチンと止めて装着するんです。

僕自身の子供の頃もそうでしたが、そのアナログ感があるからこそ、夢が見られるというか…僕らみたいな普通の人でも、マスクをすることでヒーローになれる、そういう夢が『スレイブメン』のマスクにも詰まってるんです。

映画『スレイブメン』の見どころ

―劇中では、マスクをかぶった状態の裸のしまだが出てきますが…。

あれは、僕です! 僕の裸です!! 普通の特撮作品ではまず見られないと思うんですよね。マスクをかぶってるのに裸って…。

―確かにレアですね。では最後に、この作品の見どころを教えてください。

この映画のキャッチコピーにもなっているんですが“世界平和なんて知るか。僕は、君だけを守る”っていう、この一言に表れていると思います。

主人公のしまだは、世界のことなんて考えてない、ただ一人小暮彩乃のことだけを考えて、小暮彩乃のためだけに戦います。それがなぜなのか、映画を見た人だけが知ることのできる、最強の大どんでん返しが待っています!

恋愛要素もあるので、特撮ファンだけでなくて、普段は恋愛映画を見ているような女性にも楽しんでもらえると思います。ちなみに気弱な役を演じることの多かった僕ですが、しまだほど気弱な役はさすがにはじめて(笑)。

ステップアップした気弱な僕から、キュンとさせるカッコいい僕も見られるはずなので、新しい中村優一にも期待していてください!

中村優一さんの近況は?「喜」「怒」「哀」「楽」トーク

気になる中村優一さんの最近の出来事について、喜怒哀楽で語ってもらいました。

中村優一の「喜」

「やっぱり、映画『スレイブメン』に主演できたことかなぁ。ワークショップに参加しているときにはまだ復帰前だったので、本当に俳優として活動再開できるかどうか不安な時期でもありました。それを経て、当時ワークショップに参加していたメンバーと一つの作品を作ることができたのは本当に嬉しかった!」

中村優一の「怒」

「最近、怒ることがなくなったんです。おかげさまで仕事のほうもとても順調で毎日忙しくしているので、プライベートがほぼないっていうのも理由の一つなんですが、充実した日々を送っているので、幸せなことばっかりで、怒ることはなくなりました。もう、何年も怒ったことはないかもしれないです」

中村優一の「哀」

「家のトイレが壊れたこと(泣)。ある日、帰宅したらトイレの水が流れていて! 出掛けてから帰るまで1日中水が流れっぱなしだったんですよ! なんとか自力で直したものの、下水道代を考えると恐ろしくて…(震)。でも、大家さんに相談したら、大家さんのほうから業者に連絡してくれることになって一安心です」

中村優一の「楽」

「少し前にファンツアーをしました! 復帰してから初めてのファンツアーだったんですが、本当にファンの皆さんが温かくて…。僕が皆さんを楽しませるためのイベントなのに、僕が一番楽しんでしまいました(照)! 『仮面ライダー電王』の頃から応援して下さってる方も多くて、とてもうれしかったです」

映画『スレイブメン』は3月10日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか、全国で順次公開です。

(撮影:生熊友博、取材・文:NI+KITA)


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    映画好きのライターです。ジャンルは洋画邦画問わず、ロードショーもの、単館系、ホラー、恋愛、友情、アクション、ファンタジー、アニメ、何でも見ます!
    お気に入りの映画は『仮面の男』『モンド』『バーレスク』『パーマネントのばら』『飛ぶ教室』『鑑定士と顔のない依頼人』『パンズラビリンス』『女の子ものがたり』『イノセント・ガーデン』『母なる証明』『王の男』『私が、生きる肌』などなど…最近だと『五日物語』が面白かったです!

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