【恋あたも出演】ブレイク必至の若手女優、古川琴音|映画デビュー2年で際立つ存在感はまさにカメレオン女優
少し幼い雰囲気と独特な話し方、一度見たら忘れられない個性的な存在感を放つ女優の古川琴音さん。JTのCM『想うた 姉妹を想う』篇で古川さんにくぎ付けになった人もいるかもしれません。
姉役の石井杏奈さんに、はにかみながら「お姉ちゃん、髪切ってよ」という短いセリフ。姉を想うもののうまく甘えられない妹を見事に演じ、視聴者に強い印象を残しています。
女優になったきっかけは、就活のタイミングで現在の所属事務所「ユマニテ」に履歴書を送ったことだそう。ユマニテといえば、安藤サクラさんや門脇麦さんなど個性派の役者さんが多数所属する芸能事務所です。学生時代は演劇部に所属。すでにその頃から演じることが生活の一部となっていたのかもしれません。
2019年に上映された映画『十二人の死にたい子どもたち』では、オーディションによってミツエ役を獲得。ゴスロリ少女という非常に難しい役も見事に演じきった古川さんに本作品の堤幸彦監督は、「センシティブな若者の典型を体現できる才能ある女優です」と絶賛していました。
2020年前期連続テレビ小説『エール』(NHK)では主人公の一人娘の学生時代から母親になるまでを。2020年10月から放送された火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)では主人公の樹木(森七菜さん)のルームメイト李思涵(リ スーハン)役を好演。今回の役柄は中国人アルバイトという設定のために初回では流暢な中国語も披露しました。すると、古川さんの演技があまりにもリアルなために「実は中国人なのでは?」とSNSを中心に話題になるほどに。
そんな古川さんは、2020年12月現在24歳。公開中の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌「虹」(作詞、作曲は石崎ひゅーい)を歌う菅田将暉さんと共に同楽曲のMVに出演しています。古川さんの寝顔からはじまる同MVでは、菅田さんの妻役を演じました。若い夫婦が愛を育み、小さな家族を迎え、子育てに奮闘していく姿をストーリー仕立てで展開しています。出産シーンにも挑んだ古川さんは、慣れない育児に懸命に向き合う母親を熱演。幼い我が子を愛おしそうに見つめる表情は、見る者の心をじんわりと温めてくれます。動画再生回数は、発売わずか10日で245.8万回という数字も納得です。
2021年公開予定の『花束みたいな恋をした』、『街の上で』にも出演が決まっている古川琴音さん。どんな役も違和感なく演じ、独特の存在感を放つ姿は千変万化。スクリーンデビュー2年で演技力、表現力は群を抜き、まさにカメレオン女優といえるでしょう。その突出した存在が各方面で「ネクストブレイク」といわれる所以かもしれません。
今後も古川さんの活躍から目が離せません。
(文:駒子)
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