『スパイダーマン:ホームカミング』ネタバレなし!知っておくとさらに楽しめる10のポイントを全力で語る!

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(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.


8月11日より公開の『スパイダーマン:ホームカミング』がスパイダーマン映画史上、いやアメコミ映画史上最高傑作だ!と思うほどの素晴らしい作品でした!ここではネタバレのない範囲で、知っておくとさらに楽しめる10のポイントを、全力でまとめてみます!

1:圧倒的高評価!期待値をガン上げして観よう!


『スパイダーマン:ホームカミング』は本国の批評家および観客から圧倒的な高評価で迎えられています。米映画情報サイトIMDbでは13万人以上の投票により10点満点でなんと7.9点をマーク。このスコアは、サム・ライミ監督版の3部作および『アメイジング・スパイダーマン』の2部作を越え、スパイダーマン映画史上もっとも高いものなのです。Rotten Tomatoesでも92%の批評家が肯定的な評価をしており、『スパイダーマン2』に次ぐ高スコアを記録していました。

数字として、スパイダーマン映画史上最高傑作という事実がしっかりと表れているのです。何の予備知識も入れたくないという方は、この事実だけ知っていれば良いでしょう。『スパイダーマン:ホームカミング』の期待値はガン上げしていてOKだと!


2:今までのシリーズを観ていなくても大丈夫!しかもシリーズファンに向けた嬉しいサービスも!


『スパイダーマン:ホームカミング』は、2008年の『アイアンマン』から続いてきた、同一世界でのヒーローの活躍を描くシリーズ“マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)”の第16作目に当たります。それぞれの作品に“つながり”があるため、シリーズを追えば追うほどキャラや世界観に厚みを感じることができ、さらに楽しめるというのが、このMCUなのです。

ともすれば、今までのMCUを観たことがないという方は、「途中から観ても楽しみにくいのでは?」と不安に思っているのではないでしょうか?しかし、ご安心を。結論を言えば、『スパイダーマン:ホームカミング』は「今までのシリーズを観ていなくても楽しめるけど、観ているともっと面白い!」作品であったのです。



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予備知識がなくても楽しめる理由は、スパイダーマンというヒーローのキャラ単独の活躍に絞っており、スパイダーマン自身はもちろん、他のアメコミヒーローのことを知らなくても存分に物語を楽しめるから。重要人物であるアイアンマン(トニー・スターク)のことも「アベンジャーズというチームを率いているお金持ちのヒーロー」ということだけがわかっていれば問題ないでしょう。

それでいて、過去のMCUや、これまでのスパイダーマン映画(また原作コミック)を知っている方だけがわかる、嬉しいファンサービスもしっかりあります。繰り返しますが、本作は“予備知識がなくても楽しめるけど、詳しいことを知っているとさらに面白い”というバランスが保たれており、幅広い層に届ける娯楽映画として理想的な内容になっているのです。

もちろん、『スパイダーマン:ホームカミング』を最大限に楽しむには、過去のMCUを観ておいたほうが良いというのも事実。時間がないという方は『アイアンマン』(特に1作目)と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』だけでも鑑賞しておくと良いでしょう。どちらも、本作につながる要素が大きい作品ですよ。



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3:イケてない男子高校生の日常が面白い!オタクに寄り添ってくれる僕らの物語だ!


『スパイダーマン:ホームカミング』の大きな特徴は、今までのスパイダーマン映画にはない“新機軸”があること。具体的には“イケてない男子高校生の日常”がよりクローズアップされているのです。

もちろんサム・ライミ監督版の3部作および『アメイジング・スパイダーマン』の2部作でも主人公はイケていなかったのですが、今回は予告編を観て分かる通り、“スパイダーマンの正体を知ってしまう太った男の子”が主人公の親友であることもミソ。過去作品に比べて“正体がバレてしまう”ことがそれほど深刻ではなく、むしろイケてない男子どうしの友情という要素に昇華されたり、ギャグになっていたりするのです。

そして、劇中には「僕たちイケてないオタク男子の心情に寄り添ってくれてありがとう!」と言いたくなる、ヒエラルキーのある学園内でのあれこれを描いたシーンがたっぷりとあります。かわいい女の子といい感じなりそうになったらドギマギして、リア充なヤツはちゃんとイヤなやつとして主人公たちの反感を買う(笑)。こういうヒーロー映画って、イケてない男子の心情をとてもよくわかってくれていることが多いのですが、『スパイダーマン:ホームカミング』はその中でもトップクラスなのではないでしょうか。ありがとう!本当にありがとう!もちろんリア充や女性も楽しめますよ!

ちなみに、主演を努めたトム・ホランドは今回のスパイダーマンの役作りのために、正体を隠して理系の超名門高校に3日間に渡り“潜入”していたのだとか。映画本編に登場する“フラッシュ”という名前のイヤなやつは、この時のトムの経験が大いに反映されているのだそうです。トムはその潜入捜査の最終日で仲良くなったクラスメイトにこっそりと「自分がスパイダーマンだ」とバラしたそうですが、信じてもらえなくてショックを受けたこともあったのだとか。元々この潜入捜査はトム・ホランドがジョークで提案したことだったのだそうですが、それを実現してしまうマーベルスタジオの懐の広には恐れ入ります。



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4:トム・ホランドの魅力が全開!史上最もかわいいスパイダーマンだ!


本作の魅力として何よりも語らなければいけないのは、前述したトム・ホランドという現在21歳の若き才能がスパイダーマンを演じているということ。とにかく言わせてください、トム・ホランドがめっちゃかわいい!トム・ホランドがめっちゃかわいい!トム・ホランドがめっちゃかわいい!(大切なことなので3回言いました)



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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での出演時にまだ十代だったという彼は、今回の映画においても15歳という“子ども”の役になっています。その年齢相応の未熟さをトム・ホランドはこの上なく表現しており、欠点が多いからでこそのキャラが愛らしい!誰もが、この新しいスパイダーマンを大好きになるのではないでしょうか。しかも原作コミックからの“おしゃべりなキャラ”具合も、スパイダーマン映画史上もっとも突出している!

そのトム・ホランドの実力は関係者が絶賛しています。ジョン・ワッツ監督は危険なアクションの多くを自身の力でこなした彼を「史上最高のスパイダーマン」と褒めたえ、アメコミの原作者であるスタン・リーにはその身体能力の高さゆえに「トム・ホランドはスパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめました。トム自身、「俳優でなかったらスタントマンになりたかった」と言うほど身体のトレーニングに余念がない努力家であり、元々スパイダーマンのあらゆるグッズを持っているほどの大ファンだったそう。確かにこれ以上、スパイダーマン役としてふさわしい人物はいないでしょう!

さらに、台風が近づく中で開催された先日のジャパンプレミアでは、トム・ホランドは「こんなに雨が降っちゃってファンのみんな、ごめん。僕もいっしょに濡れるよ!」と言ってステージ前方まで駆け寄ってくれたのだとか。何だよ!顔、身体能力、演技力でなく、性格までもがイケメンかよ!完璧超人かよ!(嫉妬)

おわかりいただけたでしょうか。過去にスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドももちろん最高に素晴らしかったですが、今回はトム・ホランドという逸材という言葉では足りない、もはや人類の宝と言っていいほどの人物が超有名なヒーローを演じるのです。これだけでも『スパイダーマン:ホームカミング』はすべての人に観て欲しい映画なのです!

ちなみに、今回はトム・ホランドの“声の高さ”をイジったギャグシーンもあったりします。これも、彼のファンなら萌えることは間違いないですよ。


5:かつてのバットマンが敵役に?マイケル・キートンの“凄み”に注目!


本作のスーパー・ヴィラン(ボスキャラ)を演じるのはマイケル・キートン。なんと、1989年の『バットマン』および1992年の『バットマン リターンズ』で主役のバットマンを演じていた……つまり“元々はヒーロー”だった方が、今回は悪役になっているのです。

今回のマイケル・キートンの役柄で特筆すべきは“その真意がわかりにくい”ということ。表面的に見れば情け容赦のない悪党のようですが、時折“それだけではない”顔も見せていくのですから。善人ではないが、さりとて完全な悪人とも断定できない。そのような不確定な要素のあるキャラを、マイケル・キートンはベテランならではの“凄み”で魅せてくれました。



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なお、マイケル・キートンは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の時も、かつてバットマンというヒーローを演じたことが皮肉に思える(良い意味で)イヤな性格のキャラを熱演していました。今回の映画ではそれ以上、まさにバットマンの“正反対”と言うべき役柄になったと言っていいでしょう。

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