映画コラム

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2017年08月24日

『ワンダーウーマン』、アクションだけではない大きな見どころとは?

『ワンダーウーマン』、アクションだけではない大きな見どころとは?


(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC



2017年8月25日(金)公開の『ワンダーウーマン』を一足先に見てきました!

地上最強の女性ヒーロー、それがワンダーウーマン!


『ワンダーウーマン』はバットマン、スーパーマンなどが登場するDCコミックスのヒーロー。アメリカではとても人気のあるキャラクターの1人でもあります。

【あらすじ】
女性だけが住むセミスキラ島。そこに生まれたアマゾン族の女王・ダイアナ(ワンダーウーマン / ガル・ガドット)。ある日、彼女は不時着したパイロット、スティーブ・トレバー(クリス・パイン)を救い出す。彼から外の世界では戦争が起きていることを知る。戦争の悲惨さを知り、戦争には戦いの神・アレスが関与しているのでは、と確信する。戦争を止め、世界を救うためにダイアナは島を出ることを決意する。




ダイアナは剣と盾、真実の縄(巻きつけられると嘘がつけなくなる縄。ムチのように使うこともできる)を武器に持つ女戦士。ダイアナの叔母であるアンティオペ(ロビン・ライト)の元、厳しい修行で身に付いた驚異的な身体能力も特徴です。

ちなみに、2016年に公開された映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にもワンダーウーマンは登場しています。今作とあわせて鑑賞すると、面白さが倍増するかと思いますので、こちらもぜひ。

ワンダーウーマンの真骨頂はアクション!



(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC



主演のガル・ガドットの美貌が話題になっていますが、『ワンダーウーマン』の見どころはアクションシーンです!

地上最強ともうたわれるワンダーウーマンが次々と相手をぶっ飛ばす!

敵の銃弾をブレスレットや盾ではじき返したり、ゴッドキラーと呼ばれる剣で相手をぶった切る!さらには真実の縄で敵を倒し、彼女を止められる人は誰一人いません。

この時代、女性が戦場にいることは考えられないのですが、彼女はどんな兵士よりも強く、素早く、誰よりも一早く戦場に出て戦います。ブレスレットで銃弾を防ぎ、戦車の砲弾を盾で防ぎ、軽々と持ち上げます。美しい顔とスタイルに似合わず、屈強な身体をもつ兵士の誰よりも強い。

本当に「地上最強」という言葉がふさわしいヒーローです。

そんなダイアナですが、周りを困惑させるほど、自由でまっすぐすぎる一面もあります。ロンドンを訪れたとき、勝手に軍の戦略会議に参加して上長に文句を言ったり、身支度を追えたばかりなのに、剣と盾を持ってすぐに戦場に向かおうとしたりします。

目的のためにはなりふり構わずに突っ走るところが時にコミカルに映ってしまい、笑ってしまうほど。キリッとしたスーパーヒーローの中にあるギャップも楽しめるポイントかと思います。


純粋無垢なワンダーウーマンで語られる戦争の悲惨さ



(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC



自分の住んでいた島以外を知らず、男性にも出会ったことがないといういわゆる箱入り娘なダイアナ。

しかし、クリス・パイン演じるスティーブ・トレバーと出会うことで彼女の運命は大きく動き、世界では戦争が起こっていることを知ります。
戦争では無関係ない人たちも、理不尽な理由で殺されるという悲惨な出来事にダイアナは見て見ぬ振りが出来ません。

「なぜ戦争は起きているの?」
「なぜ罪もない人たちが殺されてしまうの?」

早く戦争を終わらせることも大事ですが、根本的な解決や理不尽な問題に対して目を向ける彼女。この映画では改めて戦争の悲惨さや戦争の無意味などを描いたメッセージがあると思いました。

アクションだけでなく、ストーリーの裏側にあるテーマもあわせて観るとより楽しめる作品だと思います。

映画『ワンダーウーマン』は2017年8月25日(金)公開! これまでにない新しい女性ヒーローものとして楽しむことができます。彼女の活躍をスクリーンで見届けてください!

(文:澤田孝志)

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