美しき景色と濃厚な人間ドラマ…カンヌ映画祭パルム・ドール受賞『雪の轍』

第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作の映画『雪の轍』が、2015年6月27日(土)より公開される。


雪の轍



舞台は世界遺産のトルコ・カッパドキアに佇むとあるホテル。親から膨大な資産を受け継ぎ、ホテルのオーナーとして何不自由なく暮らす元舞台俳優のアイドゥン。しかし、若く美しい妻ニハルとの関係はうまくいかず、一緒に住む妹ネジラともぎくしゃくしている。さらに家を貸していた聖職者一家からは、思わぬ恨みを買ってしまう。

雪の轍



やがて季節は冬になり、閉ざされた彼らの心は凍てつき、ささくれだっていく。窓の外の風景が枯れていく中、鬱屈した気持ちを抑えられない彼らの、終わりのない会話が始まる、互いの気持ちは交わらぬまま、やがてアイドゥンは「別れたい」というニハルを残し、一人でイスタンブールに旅立つ決意をする――

雪の轍



ホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優と若く美しい妻との生活、妹との愛憎、そして主人公への家賃を滞納する聖職者一家との不和を生々しく描く本作。

雪の轍



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