夏八木勳の遺作―10年の歳月を重ね完成した映画『ソ満国境 15歳の夏』
映画『ソ満国境 15歳の夏』が10年の構想と作成期間を経て完成し、2015年8月1日(土)より公開されることが決定した。
原作は、日中戦争時下、ソ連と満州の国境付近に勤労動員として送られた新京第一中学校の生徒たちが、ソ連軍の爆撃の中を300kmにわたる逃避行を綴った田原和夫の同名作品。
映画では東日本大震災から1年後、福島の仮設住宅で生活する15歳の少年・敬介のもとに、見知らぬ中国北東部の小さな村から「ぜひ取材してほしい」と招待状が舞い込んでくるところから始まる。招待主は村の長老・金成義。彼の口から聞かされたのは67年前に起きた、少年たちの過酷な体験だった。
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