危うくネタバレ!『日本のいちばん長い日』レッドカーペット&舞台挨拶
こんな時代だからこそ観てほしい作品
今年が戦後70年を迎えるにあたって、改めて戦争について思うことを尋ねられた原田監督は
「戦争経験者がどんどん亡くなっていくなかで、戦争にまったく興味がない世代がいたりするが、ここ最近の政治であるように(安全保障関連法案の採決など)もう1度戦争が見直されて、タイミングとしてはいいタイミングになった。この映画に歴史的な価値を感じています。」
と国民に対して改めて戦争というものを見つけ直すきっかけとして『日本のいちばん長い日』を観てほしいという想いを発していました。
最後に、役所広司さんは
「この物語には戦闘シーンはありませんが、広島と長崎に原爆が落ち、兵士たちが飢えと苦しみに耐えるバックボーン(背景)がある。この映画を観てそういったバックボーンを感じてほしいです。ほんと、戦争ってヤだな〜と思います。どうぞ最後まで楽しんで観てください。」
と、観客に向けてメッセージを送っていました。
『日本のいちばん長い日』は苦しい戦争のさなかで昭和天皇が日本の将来をどう思っていたのかがわかる作品です。戦後70年を迎えるにあたり、筆者も含め戦争を経験していない世代の人間は平和とは何かを改めて考える必要があると思います。この作品はそのきっかけになるかもしれません。
日本にとって太平洋戦争の戦況が悪化する中、本土決戦かそれとも降伏するのか、苦渋の決断を強いられる昭和天皇と周りの大人たちにいったいどんな緊迫したやり取りがあったのでしょうか。原作は綿密な取材に基づいて書かれた半藤一利さんのノンフィクション作品「日本のいちばん長い日 決定版」。本作では原田眞人監督自身が脚本を手掛けています。戦後70周年を迎える2015年、終戦記念日の前週8月8日(金)に公開となります。
(取材:アスカ)
(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会
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