八雲ふみねが見た!トム・クルーズ ハリウッドスターの横顔



その1) どんな時も敬意を忘れない!

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来日記者会見での出来事。
ギタリストMIYAVIさんが演奏するテーマ曲に乗せて、颯爽と登場したトム・クルーズさん。
ステージ上のシートに腰掛け、司会台にいる私に向かって「How are you?」と声をかけて下さるなど、相変わらずジェントルマンです。
トムさんの笑顔にトキメキながらも、私にはある心配が…。
どう見ても、トムさんの声を捕えるマイク位置が、マッカリー監督のマイク位置に比べて遠いのです。

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おかしいなぁ、スタッフさんがちゃんとセッティングしてらっしゃったのにな…。
しかも、トムさんの話し声のボリュームが小さいような気が…。

そんなことを考えながら進行していると、事件が。

なんと、トムさんのマイクがお辞儀してしまった!!!!!!

どうやら不具合でちゃんと固定されてなかったようで…。
それでもマイクが下を向く度に元の位置に戻しながら、映画いちばんの見どころである飛行機アクションの撮影秘話を熱っぽく語っていたトムさん。
しかし、それも限界がきたようで…。

とうとう笑いが止まらなくなってしまった!

スタッフが慌てて飛んできて応急処置し、一件落着。
…と同時に、トムさん、スタッフに敬意を評してわざわざ立ち上がって自ら拍手。
「ほらね、こうして今も(マイクの直し方という)新しいことを学んだよ。アリガトウ!」と茶目っ気たっぷりに話し、会場からも笑いが起こりました。

突然のアクシデントに会場にいた誰もがハラハラしながらも、トムさんのウィットに富んだアドリブのおかげで、会見場にさらなる一体感が生まれた瞬間でした。
アクシデントをこの日いちばんの“見せ場”に変えるとは…。
これぞ、スターの成せるワザですね。

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