“巨人”後の本郷奏多「温かい作品は久しぶり」/『シネマの天使』完成披露試写会


本郷「久し振りに温かい作品に出た」


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主役の明日香を演じ、映画初主演の藤原令子さんはどんな思いで撮影に臨んだかを問われると、「ドタバタ始まったので、初主演だけどそんな心の準備ができずにただ一生懸命に仕事をしたって感じです。」と、大黒座の壊される期日が迫るなか、初めての主演に戸惑いながらも無事に明日香を演じ切ったことにホッとした様子を言葉にしていました。

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もう一人の主役であるアキラを演じた本郷奏多さんは、「この映画の主役って大黒座であって、歴史ある本当にあったものを使って作ったからこそすごくメッセージ性があると思います。実際に足を運んでいる方々の想いが込められています。」と、あくまでも主役が大黒座であることを強調しながらコメント。続けて、「すごくいい作品に久し振りに出させていただいたな〜と思います。いや、(困った様子で)“温かい作品”に久し振りに出たな〜といった意味です!」と、壁の外から巨人が出てくる激しい作品に出演した後だっただけに、そのコメントから感じられる様子に会場全体が笑いに包まれました。

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藤原「映画館にいっぱい観に行きたい」


『シネマの天使』にちなんて、映画館にはどんな思い出がありますか?と問われた藤原令子さんは、「映画館は実家から遠くてぜんぜん行けなかったので、そういった思い出がないんです。(謎の老人を演じた)ミッキー・カーチスさんが作品内でお話していることに感銘を受けて、こういった映画館にいっぱい見に行きたいと思いました。」とコメント。

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続けて、本郷奏多さんは「僕自身あまり映画を観ないので映画館へは舞台挨拶で来ることの方が圧倒的に多いんですけど、我々は出る立場ですが観る人たちは映画館に対してこのように思っているんだと知れて良かったです。」と、本郷奏多さんが映画をほとんど観ないことに驚きましたが、今後はぜひたくさんの作品を観てほしいです!映画選びの参考にはぜひシネマズ by 松竹をご覧くださいね(笑)

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そして、大黒座の映写技師、大久保を演じた阿藤快さんは「昔は週に2本、1ヵ月で8本の映画が流れていました。(住んでいた)小田原市内には松竹、東宝、東映など映画館は全部ありました。あんなに街の中にはいっぱい映画館があったのに、今や小田原市内にはそういった映画館がなくなってシネコンしかない。近くになくなったのが寂しい。」と、大黒座のように消えていったたくさんの映画館を思い出しながらコメント。そういえば筆者の住んでいた埼玉にも小さな映画館がたくさんありましたが、今はぜんぜん残っていません。キレイで便利なシネコンが増えるのは嬉しいんですけど、そういった寂しい思いもありますね。

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