映画コラム

REGULAR

2015年11月21日

島崎遥香&高田里穂&中田秀夫監督『劇場霊』3ショットインタビュー

島崎遥香&高田里穂&中田秀夫監督『劇場霊』3ショットインタビュー



劇場霊



―人形を人が演じるというのは、難しかったのではないでしょうか?

監督:
パントマイムのパーツさんという方に演技指導をしてもらったのですが、撮影に入る数カ月前に助監督とパーツさんの舞台を観に行って「この方にお願いして、あとは素養のある女優さんが来てくれればいける」と思いました。ただ、人間がやっているというのが、仮にバレてもいいかなという思い切りはありましたね。

「中田監督の作品に出ている」まずそこで感動した


―島崎さんは、映画単独初主演ですが、オーディションから参加されて決まったときの気持ちはどうでしたか?

島崎:
監督が、ラジオの生放送のスタジオから電話をかけてきたんです。突然の電話だったのもあって、素直に驚きましたね。

―現場での中田監督の演技指導などはどうでしたか?

島崎:
もう…ただ、ただ真面目に聞いていましたね。

劇場霊 中田秀夫 島崎遥香



―監督的には島崎さんはいかがでしたか?

監督:
僕は説明がくどいんですよ。変だと思われるかもしれませんが、もし出来るのなら自分で演じたいくらいの欲求があるんです。島崎さんだけじゃなくて、自分の映画のヒロインにはこうあって欲しいという思いがすごく強くて、いっぱい言いたいんです。島崎さんは、それを頷きながら吸収してくれて、監督と主演女優として、馬があった感がありましたね。

―完成した映画を観ての感想をお聞かせください。

島崎:
小さいころに家族で中田監督の映画を観ていたので、本当に自分が大きなスクリーンで、中田監督の作品に出ている。まずそこで感動しました。だから、公開されるのが、とても不思議な気持ちですね。

劇場霊



―高田さんは、今回演じた役は、島崎さんに憎悪を抱く売れっ子女優の役でしたが、ご自身と照らしあわせていかがでしたか?

高田:
基本的にすごいガッツがあって、とにかくチャンスをものにしたいという必死さがあるという役。そういう根本は理解できたので、演じていてそこまで難しいということはありませんでした。ただ、舞台上で島崎さんと争うシーンがあって…

―島崎さんが怖かったとか?

高田:
逆で、どうしても島崎さんのルックスで、この瞳で見つめられると、全然腹が立たなくて…。可愛くて仕方なくて、どうしようってなったんですが、割りきってやりきりました。

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