キャラ勢揃い!圧倒的な力を見せた『ガールズ&パンツァー劇場版』感想
ガルパンとアンコウの茨城県大洗町
作品ではシリーズを通してリアルな茨城県大洗町が舞台として描かれているのですが、西住みほが通う大洗女子学園はなんと巨大な空母のような学園艦の上に街と一緒に建っているという設定がものすごく面白い。その中で戦車を走らせ、派手に大砲を撃ちまくるんです。
茨城の冬の味覚として有名なアンコウ。そんなアンコウの最盛期を迎える毎年11月には大洗町で「大洗あんこう祭」というお祭りが開催され、2015年で第19回を迎えました。例年約3万人ほどの参加者数でしたがガルパンのアニメ放送後はガルパンの世界観や声優陣によるトークイベント、主題歌のミニライブを楽しみに県外から足を運ぶ人が増え、今や大洗町の人口1万7000人の約6倍となる10万人を超える規模に。まさにガルパンによる町おこしが成功したからと言っても過言ではありません。ガルパンだけでなく、アンコウの吊るし切り見物やアンコウ汁を100円で食べられたり、周辺地域の特産物が買えるなど魅力的なイベントです。
大洗駅にはガルパングッズを販売しているコーナーがあり、街の中にはキャラクターの等身大パネルを飾っているお店が何十軒も。ファンの間ではおなじみになっているお店や旅館もあるなど、本当に街全体が“聖地”になっていて、街とファンとの良い関係が築けているんです。
商店街では西住みほの誕生日を祝うイベントも開催されています!その模様を茨城県の運営するインターネットテレビ局「いばキラTV」がYouTubeに配信したものがあったので、大洗あんこう祭の様子とともに載せておきますね。
劇中では大洗町の役場や県外からもよく訪れる観光スポットがたくさん登場しまして、大洗町の出身者や茨城を知っている人は「おぉ!」と声を出してしまうかもしれないですね。実際に、スクリーンで隣の席の人はある観光スポットが登場した際に声を上げていました(笑)
見どころが多すぎる!
11月21日の午前にガルパン劇場版を観たあと、あぁ、どうやってこれをシネマズ(この原稿)に書けばいいんだろうと本気で悩みました。すべてが見どころだったのです。序盤のエキシビジョンマッチではいきなり緊張感のある戦いが見られたし、西住みほと姉のまほの関係についても濃く描かれているし、大洗町は相変わらずぶっ壊れまくるし、個性溢れる各キャラクターの存在がはっきり劇場版でも確認できましたし、終盤の内容もハラハラドキドキして凄かったし、最後までまったくダラけることなくずっと楽しめたんです。
そもそもガルパンは2012年・2013年に放送されたテレビアニメですが、ぜひ第2期を期待したいところ。いや、もうとっくに2期を期待しているファンは山ほどいるのに、続編に関する情報は何も出ていません。せめて数年後でも劇場版の新作が出るといいな〜と、公開されたばかりの作品を観ながら感じました。
ガルパンのファンじゃない人にも観てほしい作品です。ただし、あらかじめテレビ版を観てないとセリフの意味やキャラの特徴を理解するのは難しいと思います。ぜひ、Blu-ray・DVDやWeb上での動画配信サービス等で視聴してから劇場版をご覧ください!筆者はめちゃくちゃ楽しめましたよ!
なお、公開第1週の来場者特典として、島田フミカネ先生描きおろしのミニイラスト色紙(全4種・ランダム配布)をいただいたので開封してみたら、西住みほと新キャラが描かれたイラストでした!
公式サイト:http://girls-und-panzer.jp/
(文・アスカ)
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