日本アカデミー賞、『海街diary』最多12部門受賞。新人賞に有村架純、広瀬すずら
日本アカデミー賞協会は18日、グランドプリンス新高輪で、第39回日本アカデミー賞の各種受賞が発表され、優秀作品賞に『海街diary』『海難1890』『日本のいちばん長い日』『母と暮らせば』『百円の恋』が選ばれた。また『海街diary』は最多12部門で受賞となった。
新人賞では、有村架純『ビリギャル』、土屋太鳳『orengeーオレンジー』、広瀬すず『海街diary』、藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』、篠原篤『恋人たち』、野田洋次郎『トイレのピエタ』、山崎賢人『orengeーオレンジー』、山田涼介『暗殺教室』が受賞した。
日本アカデミー賞は、14年12月16日から15年12月15日まで東京地区において有料で初公開された劇場用劇映画作品およびアニメーション作品、劇場公開を目的に製作された新作で、通常の宣伝のもとに1日3回以上、2週間以上継続して上映された40分以上の作品が対象となる。
冒頭、岡田裕介日本アカデミー協会会長は「今回は同数ということもなく、きちんとした順当な票で幹部一同10分くらいで話がつくくらいすんなり決まった。票数が離れていたということもあります。妥当な5本だと思う」と審査講評を説明。
また第39回目の司会者として西田俊行と宮沢りえが就任し、西田は「去年の授賞式も大変楽しく努めさせていただいた。今年は素晴らしい相手を選んでいただき、嬉しく思います。楽しい進行を務めたい」とあいさつ。宮沢は「優秀賞を受賞すると司会が回ってくる。去年は舞台の仕事で授賞式にでられず残念でした。舞台袖で受賞のことを教えられ嬉しかった。共演者にもすれ違うたびにおめでとうといわれた」と当時を振り返った。
第39回日本アカデミー賞受賞式は3月4日にグランドプリンスホテル新高輪で行われる。
主な受賞結果は以下の通り。
▽優秀作品賞
『海街diary』
『海難1890』
『日本のいちばん長い日』
『母と暮せば』
『百円の恋』
▽優秀アニメーション作品賞
『心が叫びたがってるんだ。』
『百日紅~Miss HOKUSAI~』
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
『バケモノの子』
『ラブライブ!The School Idol Movie』
▽優秀監督賞
大根仁『バクマン。』
是枝裕和『海街diary』
武正晴『百円の恋』
田中光敏『海難1890』
原田眞人『日本のいちばん長い日』
▽優秀主演男優賞
内野聖陽『海難1890』
大泉洋『駆込み女と駆出し男』
佐藤浩市『起終点駅 ターミナル』
二宮和也『母と暮せば』
役所広司『日本のいちばん長い日』
▽優秀主演女優賞
綾瀬はるか『海街diary』
有村架純『ビリギャル』
安藤サクラ『百円の恋』
樹木希林『あん』
吉永小百合『母と暮せば』
▽優秀助演男優賞
浅野忠信『母と暮せば』
新井浩文『百円の恋』
伊藤淳史『ビリギャル』
染谷将太『バクマン。』
本木雅弘『天空の蜂』
本木雅弘『日本のいちばん長い日』
▽優秀助演女優賞
夏帆『海街diary』
黒木華『母と暮せば』
長澤まさみ『海街diary』
満島ひかり『駆込み女と駆出し男』
吉田羊『ビリギャル』
▽優秀脚本賞
足立紳『百円の恋』
小松江里子『海難1890』
是枝裕和『海街diary』
原田眞人『日本のいちばん長い日』
山田洋次/平松恵美子『母と暮せば』
▽優秀外国作品賞
『アメリカン・スナイパー』
『キングスマン』
『セッション』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『007 スペクター』
▽新人俳優賞
有村架純『ビリギャル』
土屋太鳳『orange-オレンジ-』
広瀬すず『海街diary』
藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
篠原篤『恋人たち』
野田洋次郎(RADWIMPS)『トイレのピエタ』
山崎賢人『orange-オレンジ-』『ヒロイン失格』
山田涼介『映画 暗殺教室』
(取材・文・波江智)
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