身の毛のよだつような映画『クリーピー』ベルリン国際映画祭に正式出品決定
前川裕の同名小説を、西島秀俊主演で実写化する、黒沢清監督の最新作『クリーピー』が、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品されることが明らかとなった。
黒沢清監督最新作『クリーピー』ベルリン国際映画祭正式出品!
六年前の一家失踪事件を調べる犯罪心理学者・高倉(西島秀俊)。愛する妻(竹内結子)と引っ越した先の隣人は、人の良さそうな父親(香川照之)と、病弱な母親、中学生の娘(藤野涼子)。ある日、その娘が突然告げる。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。2つの繋がりは、本当の恐怖の始まりでしかなかった――
映画『クリーピー』は、作家・綾辻行人が「展開の予想できない実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛し、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の同名小説を、名匠・黒沢清監督が映画化するサスペンススリラー作品。
主演は、黒沢監督の『ニンゲン合格』で映画初主演を果たし、今回が4度目の黒沢清監督作への出演となる西島秀俊。さらに、竹内結子、川口春奈、東出昌大、そして香川照之ほか、日本映画界を代表する豪華キャストが集結。
さらに『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』で主演をつとめ、昨日発表された日本アカデミー賞で新人俳優賞を獲得した藤野涼子も物語の鍵をにぎる重要人物として出演をしている。
このたび本作が2016年2月11日〜21日まで開催される第66回ベルリン国際映画祭に正式出品され、「ベルリナーレ・スペシャル」部門でワールド・プレミア上映されることが決定した。
黒沢清監督にとってベルリン国際映画祭は、第49回(1999年)でフォーラム部門に出品した『ニンゲン合格』以来のこと。今回の作品でも主演をつとめる西島秀俊と共に『クリーピー』で17年ぶりのベルリン国際映画祭への参加を果たすこととなる。
ワールド・プレミア上映されるベルリナーレ・スペシャル部門は、エンタテインメント性・話題性の高い特別作品を上映する2004年から新設されたセクション。映画『クリーピー』は、同部門の中でも特に期待された作品を上映するGala (ガラ・スクリーニング)枠となり、欧州最大規模のキャパシティ1750席と最新の機器を備えた、世界中の国際映画祭の中でも最大級の劇場であるFriedrichstadt-Palast(フリードリッヒシュタット・パラスト)で上映される予定となっている。
今回の決定について黒沢清監督は「たいへん驚いています。荒々しいスリラー映画をよくぞ選んでくれました。ベルリン映画祭ってフトコロが深いですね」とコメントしている。
映画『クリーピー』は2016年6月18日(土)全国ロードショー。
(C)2016「クリーピー」製作委員会
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