映画コラム
ケネディ暗殺の瞬間も!?90分で見られる週末オススメ映画! 第5回「JFK:すべてが変わった日」
ケネディ暗殺の瞬間も!?90分で見られる週末オススメ映画! 第5回「JFK:すべてが変わった日」
「映画は見たい! でも、やることはたくさんある」。そんな忙しい方のために、週末のちょっとした時間でサクッと見られる“オススメ90分以内の映画”を毎週木曜日に紹介していきます!
※当記事はAmazonプライムビデオから候補を出していますが、紹介する作品はDVD等でも発売済みのものです。Amazonプライム会員の方の映画選びの参考にもなれば幸いです。
第5回 「JFK:すべてが変わった日」
時間:88分(1時間28分)
公開:2012年
出演:ジョン・Fケネディほか
ケネディ暗殺の瞬間が映像に残っている
第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディ。1961年、43歳で大統領に就任。再選へ向けて全米を遊説していた1963年11月22日にその悲劇は起きた――。ダラス市内をパレード中、突如として銃によって暗殺されたことは有名な話である。
現在、NHK「新・映像の世紀」HP内の下記アーカイブから、“ケネディ暗殺の瞬間”を映像で確認することができる。ショッキングな映像であることは事前にお伝えしておく。
http://www.nhk.or.jp/special/eizo/archive?uuid=whjz3h5v
今回紹介する「JFK:すべてが変わった日」は、ケネディ大統領が暗殺されるまでの24時間にフォーカスをあて、当時のホワイトハウスカメラマンが記録した映像や写真をもとに構成した迫真のドキュメンタリー映画である。
未だに犯人が確定されない“世紀のミステリー事件”
ケネディ暗殺事件の不可解な点は、50年以上経った現在も犯人が特定されていない点だ。本作品では事件の容疑者と言われているオズワルドの人物像や暗殺事件直前の行動に触れているが、その真相を暴くことがこの映画の主題ではない。
「アメリカの世紀の背骨を折った7秒間」と本作品中で言われるほど絶大な支持を集めていたケネディ大統領と妻ジャクリーンの人物像を、SPを務めていた人物や遊説スピーチを聞いていた人達の生の証言から浮き彫りにしていくドキュメンタリーになっている。
ちなみに、僕が20代前半の頃に読んだケネディ暗殺をテーマにした本『2039年の真実』(落合信彦著/集英社)には、事件の全真相が2039年に公開される、とある。なぜ、事件から76年後にならないと公開されないのかは謎のままだが……。
妻ジャクリーンが生み出したマイケル・ジャクソンのベストセラー本
ケネディは過去の人ではなく、そのDNAは今も生き続けている。
娘のキャロライン・ブービエ・ケネディは駐日大使として活動しているし、オバマ大統領が乗っている大統領専用機「エアフォースワン」の水色を基調とした機体にUNITED STATES OF AMERICAと大きく書かれたデザインは、ケネディに頼まれた妻ジャクリーンがデザイナーと共に考案したものだという。
当時、ケネディよりも人気があったと言われるジャクリーンは夫が暗殺された後、紆余曲折を経て、ファーストレディになる前の仕事・編集者に戻り、マイケル・ジャクソンのベストセラー本『MOON WALK』を生み出すなどパワフルな人生を送ったことでも知られている。
Amazonプライム・ビデオ
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(文:廣田喜昭)
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