『スパイダーマン』のイケメンっぷりに居ても立っても居られなくなった私は…(※スパイダーマンの記事ではありません)
誰だって妄想のひとつや、ふたつ。
14年前、映画『スパイダーマン』に影響を受けた私は、もうスパイダーマンのイケメンっぷりに頭の中はいっぱい。居ても立っても居られなくなった私は、なにを思ったのか、家のベランダに出て、「近くの電柱から、遠くの電柱へ飛び回るスパイダーマン」という私オリジナルのスパイダーマンを脳内再生して、本気でうっとりしていました。
(なぜ“電柱”をチョイスしたのかは、そっとしておいてください)
「今日も映画日和ういログ」今回は、そんな妄想ばかりで、ちっとも冴えない男性が主人公の映画『LIFE!』をご紹介します!蜘蛛には刺されませんが、これがまたいい物語なんです。
この映画の主人公は、ちっとも冴えない。例えるなら、学校の教室の隅にいるタイプ。私もそうだったので人のこと言えませんが。その上、仕事やプライベートで、なにかとトラブルに巻き込まれそうになったとき、するりと自分の妄想世界へ入りこんでしまうという困った癖の持ち主。
そんな彼は、出版社の写真管理を務めていて、その仕事ぶりはとても真面目。
しかし、これまでの仕事人生で初めて、雑誌の表紙を飾るはずのネガを、どこかに無くしてしまいます。そんな大ピンチを迎えた彼は、上司には内緒で探すことを決めるんです。
3つのヒントから、たった1枚のネガを探す旅へ
唯一、残された“ある3つのヒント”を頼りに、大切なネガを探すことになります。
“たった1枚のネガを探す旅”言葉では地味そうですが実際は、とても壮大でファンタスティック、山そして海へ旅する景色が最高に美しいです。ファンタジーな世界観と現実が入り混じって、観ているこっちも「え、さっきのは妄想で、いまは現実?」なんて、映画ならではの楽しさを感じさせてくれます。
ネガそして彼が忘れていたコトを見つける
彼は、家庭環境の変化がきっかけで、真面目な道を選び、ただひたすら一生懸命、働くことだけに集中して頑張ってきました。それだけ真面目に生きてきた彼にとって、1枚のネガを探す旅は、大きなターニングポイントになるんです。
彼のなかで忘れていたコトを思い出し、あんなに冴えなかった彼が、かっこよくなっていきます。そして、ネガの行方は……。
いま、ひたすら仕事を頑張っている人にぜひ観てほしい作品です。
日本語版吹き替えを務めたのは、なんと、ナインティナインの『岡村隆史』さん。あの関西弁はそのままで演じています!「とにかく物語に集中したい」という人は、字幕版がオススメです。
素敵な映画日和に、ぜひ。
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(文:木村うい)
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