飛行機に乗るとき、特に海外旅行に行くときは機内で映画を見るのが楽しみな方も多いのではないでしょうか。今ではほとんどの国際線の航空機でエコノミークラスでも個人モニターが設置され、便利な時代になりました。

今回はシネマズ視点ということで「映画と関連する機内安全ビデオ」をいくつかご紹介していきます。今までネットでこの手の動画を見られた方へ先にお断りを。

言うまでもなく"あの航空会社"に敵うものはありません（笑）

8０年代カルチャーを取り入れたデルタ航空

まずはアメリカの大手航空会社で日本でもお馴染みのデルタ航空。

デルタ航空の機内安全ビデオはどれもシンプルでわかりやすいものばかりですが、所々にユーモアが散りばめられています。

厳密に映画ではありませんがアメリカの大人気ドラマ「アルフ」の姿がチラッと登場。クリスマスにはサンタクロースが登場したり、映画やテレビのキャラクターがちらっと登場したりアメリカンカルチャーをうまく取り入れてアメリカ以外の旅行者も楽しませるセンスが感じられます。

パロディで攻めるコンドル航空

ドイツ格安航空券（LCC）であるコンドル航空。日本では馴染みの無い航空会社ですが、こちらも面白いものに仕上がっています。

こちらはキャラクターが登場というより、誰もが知っているスターのモノマネパロディ。パリス・ヒルトン、エルビス・プレスリー、そして何とチャップリン。良いのか悪いのかｗかありませんが、ユーモア全開でクスッとしてしまう機内安全ビデオに仕上がっています。

映画の機内安全ビデオの頂点は誰しもが認めるニュージーランド航空

「映画タイアップの機内安全ビデオ」、そして「おもしろい機内安全ビデオ」。どちらを取ってもニュージーランド航空に敵う航空会社はいないでしょう。

母国が撮影の舞台ともなっている「ホビット」「ロード・オブ・ザ・リング」のタイアップはオフィシャルで「ここまでやるか！」というクオリティとおもしろさで私たちを魅了してくれました。






CMも本気でタイアップです。



それで終わらないのがニュージーランド航空。　映画「メン・イン・ブラック」とラグビーチームの「オールブラックス」のタイアップ動画まで作り上げました。



 

ちなみに映画は関係ないですが、綺麗なお姉さんたちが機内安全について教えてくれるバージョンもあります。



 

誰もここまで望んでないぞ、無理するなよ。と言いたくもなりますがニュージーランド航空のことなので今後も様々なおもしろ機内安全ビデオを提供してくれることでしょう。

「面白ければ良いの？」とセンスで攻めたエールフランス

映画以外含め、「おもしろい」路線が増えてきた機内安全ビデオのテイストに一石を投じたのがエールフランス。



 

これはもう百聞は一見に如かずで「最高にスタイリッシュでオシャレな機内安全ビデオ」に仕上がっています。このセンス…さすがフランスです。

エールフランスはプロモーション等も一貫してこのスタイリッシュ路線です。公式HPや公式SNSでを覗くだけでもワクワクできます。

http://www.airfrance.co.jp/

真面目にスタイリッシュで美しいカンタス航空

エールフランスの機内安全ビデオは「オシャレ！」と驚き感すらあるのですは、カンタス航空のものはスタイリッシュでオシャレでありながら落ち着いたセンスの良さを感じられます。

ある種「究極に洗練された王道」と言えるでしょう。あえてこれを最後にご紹介します。

まとめ

ちなみにANAを始めとした日本の航空会社は普通な感じです。



 

ここで競う必要は無いと言えば無いのでこれはこれでわかりやすくて良いなと個人的には思います。和の雰囲気を感じられるものなど今後出てきたら外国人観光客にも評判となるかもしれませんね。

航空会社の機内安全ビデオ一つ取っても様々な魅力があります。ここでご紹介したのはほんの一握り。是非みなさんのお気に入りを探してみてくださいね。

（文：柳下修平）