官能の映画旅…日本ピンク映画史の巨匠・渡辺護の特集上映が開催決定
『変態SEX 私とろける』(C)日活
日本ピンク映画史の巨匠・渡辺護の特集上映が、東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で開催されることが明らかとなった。
溢れんばかりの情熱と才能をピンク映画に捧げた巨匠、渡辺護
渡辺護は、1965年『あばずれ』で監督デビュー。確かなテクニックで頭角を現し、70年代にはシーンを代表する職人監督として認められ、東てる美、美保純、可愛かずみらのデビュー作を撮り世に送り出した。2000年代までに、悲喜劇をおり交ぜた200本以上の映画を撮った巨匠として知られている。
このたび東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で開催される、渡辺護の特集上映『ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅』では、一昨年フィルムが発見された幻の映画『あばずれ』に加え、70年の代表的傑作『おんな地獄唄 尺八弁天』『(秘)湯の町 夜のひとで』や、実際の連続暴行殺人事件を題材にした『日本セックス縦断 東日本篇』といったヒット作が上映される他、役所広司主演の大作『紅蓮華』から遺作『喪服の未亡人 ほしいの…』、ニュープリントで甦る『変態SEX 私とろける』まで、幅広い作品をおさえたラインナップが上映される。
『変態SEX 私とろける』(C)日活
さらに、晩年の渡辺護に誰よりも寄り添った、映画監督・脚本家の井川耕一郎による「渡辺護自伝的ドキュメンタリー」シリーズが、各関連作品とともに同時上映される。演出術や製作の経緯、裏話など、監督自らが作品を語る貴重なドキュメンタリー映像となっており、より深く、渡辺護の世界観を堪能することができる。
特集上映『ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅』
場所:ラピュタ阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐谷北2-12-21)
開催期間:2016年7月23日(土)〜2016年11月14日(月)※9月12日(月)休館
時間:連日21:00
料金:一般1200円/学生・シニア1000円/会員800円/水曜サービスデー1000円
【上映作品】
『あばずれ』
『紅壺(復元版)』/併映『渡辺護が語る自作解説 新人女優を撮る』
『女子大生の抵抗』/併映『渡辺護が語るピンク映画史(補足)すべて消えゆくピンク映画1964-1968』
『渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第一部「糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護」前篇』
『渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第一部「糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護」後篇』
『おんな地獄唄 尺八弁天』/併映『渡辺護が語る自作解説 弁天の加代を撮る』
『㊙湯の街 夜のひとで』/併映『渡辺護が語る自作解説 エロ事師を撮る』
『日本セックス縦断 東日本篇』/併映『渡辺護が語る自作解説 事件ものを撮る』
『渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第二部「つわものどもが遊びのあと 渡辺護が語るピンク映画史」前篇』
『渡辺護自伝的ドキュメンタリー 第二部「つわものどもが遊びのあと 渡辺護が語るピンク映画史」後篇』
『谷ナオミ 縛る!』/併映『渡辺護が語る自作解説 緊縛ものを撮る(一)』
『少女縄化粧』/併映『渡辺護が語る自作解説 緊縛ものを撮る(二)』
『婦女暴行事件 不起訴』/併映『非行女子学生 濡れはじめ(8mm短縮版)』
『変態SEX 私とろける』
『産婦人科 人妻異常体験』
『片目だけの恋』
『喪服の未亡人 ほしいの…』/併映『花の女王蜂性競乱(8mm短縮版)』
『色道四十八手 たからぶね』
『紅蓮華』
詳細URL
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/watanabemamoru/
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