天海祐希が15年ぶりの海外進出!遊川和彦監督は60歳の新人として世界へ
阿部寛・天海祐希W主演、遊川和彦脚本・監督作品『恋妻家宮本』が、カナダのモントリオールで開催される第40回モントリオール世界映画祭に正式出品されることがあきらかとなった。
映画『恋妻家宮本』モントリオール世界映画祭に正式出品
映画『恋妻家宮本』は、家族小説の名手である重松清氏の「ファミレス」を原作に、テレビドラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」「〇〇妻」「偽装の夫婦」など数々の話題作を手がけてきた脚本家・遊川和彦が初めてメガホンをとる話題作で、妻が書いた離婚届を見つけて右往左往する中学校教師・宮本陽平を主人公に、50代の夫婦描く、コミカルかつハートフルな作品となっている。
主人公の中学教師・宮本陽平を阿部寛が、その妻・美代子役を天海祐希がつとめる。阿部寛と天海祐希は、本作で初めて夫婦役でのタッグを組む。
このたび本作が、モントリオール世界映画祭の新人監督を発掘することを目的とする部門“ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション”部門に正式出品することが明らかとなった。
クランクアップ時の様子(左から天海祐希、遊川和彦監督、阿部寛)
本作は9月のモントリオール世界映画祭での公式上映にて、初めて海外にお披露目となり、主演の天海祐希も、遊川和彦監督と共に映画祭に参加する予定となっている。天海祐希は、過去の海外映画祭への参加は『狗神』(2001)以来となり、実に15年ぶりの海外進出。遊川和彦監督は、60歳・還暦にして、映画監督としては初作品となるため、新人部門への出品となった。第40回モントリオール世界映画祭は2016年8月25日より開催され、授賞式は9月5日に行われる。
発表に合わせて、阿部寛、天海祐希、遊川和彦監督らのコメントがシネマズに到着している。
阿部寛/宮本陽平役
「この映画は世界中の人に観てもらいたい!」
遊川監督、撮影中からおっしゃっていたことが、早くも実現しましたね。
さすが遊川さん、いや、これからは“世界のYUKAWA”さんですか?(笑)
この映画は、私が演じる宮本陽平と、天海祐希さん演じる妻・美代子の夫婦が、
子どもが独り立ちして、これからの人生を夫婦二人きりで暮らすことに
期待と不安を抱くという、まさに世界中の誰もが共感できる物語です。
私は仕事の都合で残念ながら参加できないのですが、遊川監督、そして天海さん。
モントリオールで巻き起こるであろう「恋妻家旋風」を体感してきて下さい!
天海祐希/宮本美代子役
遊川さん初監督作品
「恋妻家宮本」が!
モントリオール国際映画祭
ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に出品されるなんて!
とても嬉しいー!
遊川監督の元、全てのスタッフ、キャストが一丸となり作り上げた作品です。
遊川さんのこの作品での
「大切な事は、正しい事よりも優しい事」
と言うメッセージが、沢山の方々に伝わると嬉しいです。
シャイで繊細、しかし正しく導いてくださる遊川監督と、
役者、人として尊敬する、頼りがいのある阿部さんと、
同じ方向を目指した日々が思い出されます。
楽しく難しい日々でしたが、キラキラと輝く時間でした。
御夫婦は勿論、これからご結婚される方、
また大切などなたかがいらっしゃる方々にも、観て頂きたい。
あー、やっぱりどんな方々にも観て頂きたい(笑)
沢山の方々に観て頂ける様に
遊川さんとモントリオールに行って参ります。
阿部さんがご一緒できないのは残念でなりませんが、
阿部さんの分まで頑張って来ます!
遊川和彦監督
ぼくはクラクンイン前「この映画でアカデミー賞を取る」と、キャストスタッフに宣言しました。
それぐらいの理想を持って作らなあかんやろと覚悟を示したかっただけなんですが、
それよりも、重松清さんの原作『ファミレス』の中の「正しい選択よりもやさしい選択を選ぼう」
というメッセージを世界中の人に伝えたかったからなんです。
自分が「正しい」と信じ、他者の意見に耳を貸さない人間が増え続け、
テロや差別などが溢れ返っている今だからこそ、世界中の一人でも多くの人に「正しさ」よりも「やさしさ」が
大切なんだと知ってもらいたい。
だから、こんなぼくの願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの「やさしい」人たちに心から
感謝です。
これから一人でも多くの人に「恋妻家宮本」を、阿部さん天海さんたちの楽しく素晴しい演技を観てもらえる
よう頑張らねば。
映画『恋妻家宮本』は、全国東宝系にて2017年1月全国ロードショー。
(C)2017「恋妻家宮本」製作委員会
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