スペイン・バルセロナ映画ロケ地巡りの旅
10月になり、いよいよ本格的な秋に突入しましたね。4つの季節の中でも、秋は特に気候の変化が激しく、短い季節に感じてしまう割には、「◯◯の秋」といったそれぞれに楽しみが充実している時期でもあります。
そんな季節だからこそ、映画が好きな方は普段よりたくさん鑑賞されたり、旅行が好きな方は遠くへ足を伸ばされるのでしょうか。
映画も旅行も好き!という方が、きっと一度は挑戦してみたいだろう「ロケ地巡り」。
私ごとですが、9月に2週間ほどスペインへ行っていましたので、今回はバルセロナ周辺を舞台にした、またはバルセロナのシーンがでてくる映画を紹介しながら、私が実際に見て感じた魅力をたっぷりと語って、読者の皆様とともに、どっぷりとバルセロナに浸かりたいと思います!
『アンダルシア 女神の報復』
織田裕二さん主演で2011年に公開された映画です。
舞台はフランスからスペインへと移り、バルセロナだけではないのですが、ヨーロッパらしい街並みを楽しみながら鑑賞できる作品です。
『アマルフィ 女神の報酬』(2009)と、その続編にあたるスペシャルドラマの完結編になっているので、鑑賞する際はぜひこちらもチェックしてみてください!
『それでも恋するバルセロナ』
バルセロナを映画でたっぷり堪能したい方にはオススメの1作。
スペインといえば、アントニ・ガウディの建築物が多数世界遺産にも登録されていますが、そのひとつ《カサ・ミラ》。
外観から、”直線のない”特徴的な建物です。
事前にネットで予約するか、当日券を購入すると中に入ることができ、屋上へも訪れることができます。
“カサ”とはスペイン語で家のこと。
かつてここに人が住んでいたことを考えると、なんて優雅な暮らしだったんだろうと羨ましくなりますが、屋上は柵がないため怖さもあります(現在は観光用にフェンスが張られています)。
ここからサグラダファミリアが完成に近づく様子を見られるのは、贅沢です。
世界遺産に登録されている《サンパウ病院》も劇中に登場します。
2009年までは実際に診療が行われていました。
世界遺産に登録されたのが1997年なので、世界遺産で診療されることを考えると少し不思議な感じがします。
修復が行われたいくつかの建物は実際に入ることができます。
外観は鮮やかでとても病院とは思えませんが、かつて実際に使用していた手術室や病室は質素な雰囲気でした。
『想像と神秘のサグラダ・ファミリア』
スペイン・バルセロナといえば、世界遺産《サグラダ・ファミリア》はやはり見逃せません。ご存知の方も多いかもしれませんが、サグラダファミリアはカトリックの教会です。
このサグラダファミリアを建築したガウディや、製作過程に迫ることができる映画です。
訪れる際は、ぜひ映画を見ていくとより深く楽しむことができるかと思います。
ここでは、私が実際に行った時の様子をお伝えしたいと思います!
写真を見てもわかるように、内部見学ができる朝9時から夜の19時まで、観光客でごった返していました。観光地化しているようにも見えますが、教会の地下にはお祈りができる場所もあります。
近づくと大きすぎて写真に収まりきらないのですが、完成へ向けて工事中ということもあり、なかなか写真ポイントがありません。
オススメなのが、”生誕の門”側にある公園から見るサグラダファミリアです。
現在は、”生誕の門”と”受難の門”の出入りが可能です(完成時にはもう1つ門ができるそう)。
観光へ訪れる方は、入り口が”生誕の門”ですので、必ず通る場所になります。
車道を挟んで公園があり、観光客もいるので迷うことはないはずです。
木々が若干邪魔な気もしませんが・・・ここなら、人物も入れてうまく写真を取ることができます。
さらに、夜になるとサグラダファミリアはライトアップされます。
これも公園から見ると、池にサグラダファミリアが反射し、とても幻想的。
しかし、気になるのは治安。
私自身、夜のライトアップを見にいくのは安全面が不安だと思っていましたが、夜22時ごろまでなら全く問題なく過ごすことができました。
メトロ(日本で言う地下鉄)も24時までは運行しており、サグラダファミリア周辺はライトアップを見る観光客の方も多かったです。
外観を楽しむだけでも、十分に満喫することができますが、チケットを購入すれば内部に入ることも、塔に登ることもできます。
時間ごとに相当な人数が入れますので、急いでチケットを入手する必要はないですが、HPで購入しておくと、入場がスムーズなのでオススメ。
内部は、自然からインスピレーションを受けてデザインされた内部は、不思議な空間でした。
内部にある柱は木モチーフにして天井ちかくで枝分かれしていたり、自然の光が入り込むように、西と東でステンドガラスの色が分けられていたりと想像できない工夫がありました。
光が入り込むことによって、内部に色が反射する様子は時間帯によって違う美しさがあります。
(ともに朝10時ごろ)
(ともに夕方18時ごろ)
ちなみに、夏場は20時から21時ごろまで外が明るく、日が沈みません!
塔の上へも登りました。
工事中の部分や(日中工事はしていません)、建物の外観が間近で見られるし、バルセロナの街も一望できます。
専用のエレベーターで上まで登ったあとは、塔の階段をひたすら下って地上まで戻ってきます。
滞在中、私は2度内部へ入りましたが、、何度行っても飽きない場所だ!と感じました。
というのも、2026年の完成を目指して工事中である現在は、観光客の私たちには気づかない部分も日々少しずつ変化しており、劣化ではなく進化する教会という点がとても神秘的だったからです。
未完成で世界遺産に選ばれる珍し例ですが、未完というのもまた、人を惹きつけるのだろうなと思います。
日本からスペインへは直通便はありませんし、移動には約まる1日かかってしまうので、すぐに行ける場所ではないですが、そんな時こそ映画!
繰り返し見て、映画で旅に出たいと思います。
『BARCA DREAMS FCバルセロナの真実』
滞在中、運良く日程が重なったので、FCバルセロナの試合を見てきました!
平日の夜10時キックオフの試合に、収容人数9万8000人のスタジアムがほぼ満員。
小学生ぐらいの子から、おじいちゃん、おばあちゃんまで集い、それだけで圧倒されます。
チケットを取るのが少し遅く・・・後ろの方での観戦でしたが、肉眼で試合を追えるので、応援にも参加できます。
今でも「バルサ!(チャチャチャ)バルサ!(チャチャチャ)バーールサ!!!」の掛け声が頭から離れません(笑)。バルサがゴールを決めた時は、みな総立ちで拍手でした。
試合中は、写真撮影も、動画撮影もOKなので、写真が好きな方は、望遠レンズをお忘れなく。選手の様子をじっくり見たい方は双眼鏡もぜひ!
ちなみに、先ほどメトロは夜24時までと言いましたが、試合のある日は夜通し運行しているので、帰りも心配ありませんよ!
映画ではFCバルセロナの長い歴史を追ったドキュメンタリーになっているので、根っからのバルサファンの方も、一度試合を見てみたいと思っている方もぜひご覧ください。
まとめ
気がつけば観光の話が多くなってしまいましたが、今年の秋は映画を見ながら、スペインを旅した気分を味わってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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(文:kamito努)
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