インタビュー

2016年10月25日

女性のためのホラー映画祭典「東京スクリーム・クイーン映画祭」レポ!

女性のためのホラー映画祭典「東京スクリーム・クイーン映画祭」レポ!



さて、映画祭初日のオープニングナイトで上映されたのは、日本人女性監督によるジャンル短編映画4本を集めて上映する、「ジャパン・マッドネス」という企画。

今回、一般公募から選ばれた短編作品3本、「狛犬」「さよならの壁」「蠢く水」に加え、記念すべき第1回の映画祭で上映され、その際にゲストでも登壇された朝倉加葉子監督の劇場未公開短編映画、「悪魔召喚」を特別に上映!

更には上演後のトークゲストとして、「少女椿」のTORICO監督が登壇!監督の過去作品や「少女椿」の製作秘話についての貴重なお話も聞けるということで、満員の場内は8割が女性観客という、ホラー映画イベントながら非常に華やかな上映となりました。

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まずは映画上映前に、今回上映される4作品の監督が揃ってご登壇されました。
左から「蠢く水」の篠原三太郎監督、「狛犬」の吉村元希監督、「さよならの壁」の三宮英子監督、そして「悪魔招喚」の朝倉加葉子監督。

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皆さん、ホラー映画の監督とはとても思えない、穏やかで女性らしい雰囲気の方たちでした。

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朝倉加葉子監督は、当日まで参加出来るかどうかギリギリだったのですが、幸運にもこの日の登壇が実現したそうです。

各作品とも、上映時間もテーマも異なる作品ながら、各監督の方向性や個性が見事に表現されていて、とても興味深いプログラムでした。
吉村元希監督「狛犬」の4分という短さに込められた恐怖感と、素晴らしいロケーション。三宮英子監督「さよならの壁」のラストの意外な展開、そして篠原三太郎監督「蠢く水」は、なんと白石晃士監督ばりのフェイクドキュメンタリー!所々でCG処理も使っていると、後で監督からお聞きしてビックリです。
そして、東京女子流を主役に迎えた朝倉監督の「悪魔招喚」は、テレビ放映のみで劇場未公開の貴重な作品。どれも、この機会に是非見て頂きたい作品ばかりでした。

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さて、4本の作品の上映が終わり、いよいよTORICO監督のご登壇!

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「少女椿」の衣装にも、自身の持ち物を使われたとのことだけに、一気に場内が華やかな雰囲気に!

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自身の監督になるきっかけや、女性映画監督が作品を撮る上での苦労や葛藤など、貴重な機会を得て観客の皆さんは、聞き入っていました。

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最後に観客からの質疑応答に答えるTORICO監督。

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上映終了後、今回のオープニングナイトに集まった女性監督陣と、本映画祭プロデューサーの中西さんにもご参加頂いての記念撮影。
皆さん、本当にお疲れ様でした!来年もきっと素晴らしい作品を持って、映画祭に参加してくれることでしょう。

この映画祭をきっかけに、女性監督の活躍の場が広がると共に、観客の側にも女性のホラー映画監督が、世界中でアクティブに映画製作をしていることが認知され、この映画祭が男女の垣根を取り払ってホラー映画を楽しめる場になれば。そのような映画祭実行委員の方々の熱意が伝わってくる、正に観客参加型の楽しめるイベントでした!
是非会社帰りに、渋谷でのデートやお買い物のついでに、立ち寄ってみては?

映画祭概要


東京スクリーム・クイーン映画祭2016
■会期:2016年10月22(土)〜10月28日(金)の7日間
■内容:長編2作品 & 短編作品(計7本)をプログラム別に一挙上映。!
特別ゲストによるトークや関連イベントなどの実施。!
■会場:UPLINK FACTORY(渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F&2F)
■主催:東京スクリーム・クイーン映画祭実行委員会!
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◎公式ウェブサイト:http://www.sqfft.jp
◎Facebookページ :https://www.facebook.com/ScreamQueenFilmfestTokyo

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(文:滝口アキラ)

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