松山ケンイチ&東出昌大、我を忘れて歓喜した理由とは…。:『聖の青春』初日舞台挨拶



そんな映画『聖の青春』において、主人公・村山聖の最大のライバルであり、本作のヒロイン的存在とも呼べる羽生善治さんご本人が登場。
満員の客席からは、歓喜の声が上がりました。

 

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「この映画を通じて村山聖さんという存在を知っていただけて嬉しいです。映画に関わった全ての人にお礼を言いたい」と挨拶をする羽生善治三冠。
本作をご覧になった感想については…。
「村山さんにまた会えたような気持ちになり、嬉しかったです」と、笑顔。
またご自身のキャラクターが映画に登場することについては「普通は死んだ後に映画で描かれることは多いんじゃないかと思うのですが…」と切り出したので、場内大爆笑。
それでも「生きているうちに観られるのは幸運なのかもしれないですね」とおっしゃってました。

さて、本作では松山ケンイチさん、東出昌大さん共に役作りのために将棋道場へ通って精進を重ね、結果として壮絶な対局シーンをスクリーンに焼き付けることが出来ました。
その努力を称えて、公益法人日本将棋連盟より、お二人へ初段の免状を贈呈いただけることに。
しかも通常は将棋連盟会長・名人・竜王の直筆署名入りであるところ、それに加え特別に羽生三冠の署名入りの特別免状を、羽生三冠ご本人から手渡しされました。

 

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まずは、松山ケンイチさん。
「この免状は『もっと頑張りなさい』という自分への戒めと捉えて受け取りたい」と、感謝の言葉を述べました。

 

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そして、東出昌大さん。
「映画の舞台挨拶だという事を忘れて舞い上がっております」と、ニッコリ。
「実力的にまだまだなので、将棋を続けて段を取りに行きたい」と、さらなる精進を誓いました。

 

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本作を「一生に一本の作品」と位置づけ「村山さんと羽生さんが対局の先に新しい世界を見たように、僕も東出君と演技の先にある世界を見ることが出来ました」と語る、松山さん。
「もう二度と体験出来ないかもしれないと思いつつ、またあの世界を見たいと思っています」と、さらなる“役者道”への決意も新たな様子。
そんな松山さんの言葉に聞き入りながら、笑顔を浮かべる東出さん。
本作を通じてお二人が目の当たりにした世界がいかに素晴らしいものだったかが垣間見える、初日舞台挨拶でした。

 

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それではまた次回、お会いしましょう。

お相手は、八雲ふみねでした。

 

 

 

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聖の青春
2016年11月19日から丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:森義隆
原作:大崎善生(角川文庫/講談社文庫)
出演:松山ケンイチ、東出昌大、染谷将太、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆、竹下景子、リリー・フランキー ほか
©2016「聖の青春」製作委員会


 

 

 

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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