乃木坂46 能條愛未、映画『溺れるナイフ』の惹かれ合う二人を語る
乃木坂週刊映画、重い映画が続いてきましたが今回は真逆へ。能條愛未さんに現在公開中の『溺れるナイフ』について語って頂きました。
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映画『溺れるナイフ』作品概要
(C)ジョージ朝倉/講談社(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
漫画家・ジョージ朝倉の同名少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー。東京で雑誌モデルをしていた少女・夏芽は、父親の故郷である田舎町・浮雲町に引っ越すことに。自分が求めていたものと大きくかけ離れた田舎での生活にがっかりする夏芽だったが、地元一帯を取り仕切る神主一族の跡取り息子コウと出会い、彼の持つ不思議な魅力に心を奪われる。そしてコウもまた、この町では異質な夏芽の美しさに次第に惹かれていく。
完璧に掴めなかったのが心残り
今まで重い映画の特集が続いていたので、それらを地獄と例えるなら今回は天国です(笑)
惹かれ合う若い男女の物語に美しい風景、とても素敵な時間を過ごせました。しかし心残りだったことも正直ありました。
どうしても終盤の物語が完璧に理解できなかったのです。進んでいく物語が断片的に描かれているように思ってしまい、点と点がうまく繋がりきらずそのまま終わってしまいました。
ただし、これは面白くないというような意味ではないです。もう一度見ると見えてくるものがあるんだろうなと思ったので、もう一度見て映画そのものや二人の心の中を理解できるようにしてみたいと思いました。
今を代表する二人の演技がとても素晴らしい
主演の小松菜奈さんと菅田将暉さんは私自身とても好きな二人なんです。
小松菜奈さんが好きだというのは今までも何度かお伝えしてきましたが、菅田将暉さんも同様です。私は菅田さんの演技がとても好きです。こんな言い方はおこがましいかもしれませんが、若手俳優さんの中で最も私が好きな演技をされています。
小松菜奈さんが演じる夏芽という役は東京(都会)から田舎町へ引っ越してきた女の子です。垢抜けた感じや、表情からわかる田舎に戸惑いながらも徐々に慣れていく様子など、さすがの演技だなと思いました。
菅田将暉さんが演じた航一朗はその田舎ですくすくと成長してきた野性的な感じが醸し出されています。自然体な演技をされているなと思いとても感心しました。普段生きている中では自然体はそのままですが、演技でその役の自然体を演じるのはとても難しいことです。それをしっかりされていたので、演技の面でももう一度映画を見て勉強したいと思いました。
真逆だからこそ新鮮で惹かれる?
都会育ちの垢抜けた女の子、田舎育ちの自由奔放な男の子。二人は言うならば真逆。しかし、真逆だからこそ磁石のように惹かれるのかなとも思いました。
もし私が夏芽の立場でも同じように惹かれると思います。
なぜなら自分に持っていないものを持っているととても新鮮で、自分の知らない世界を見せてくれると思うからです。そんな「自分なら」も考えながら見れるのがこの『溺れるナイフ』なのです。
この連載では重い映画が続いたので、一切言えませんでしたが今回はこう言えます。“この映画は誰にでもお勧め”の作品です(笑)
次回の「乃木坂週刊映画」は大晦日ということで、能條さんに2016年を振り返って頂きます。来週もどうぞお楽しみに!
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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:HIRO SATO)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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