ヒロインに“走らせる”俳優・山﨑賢人が遂に走った!
(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
今月18日に川口春奈さん、山﨑賢人さん主演の映画『一週間フレンズ。』が公開となりましたね。
山﨑賢人さんといえば、今作だけでなく漫画原作の実写化や青春恋愛映画、いわゆる”キラキラ映画”に出演されることが多々あります。
これまでは、整いすぎたお顔にぴったりな(?)クールで、どちらかと言えばドSキャラ(『L・DK』『ヒロイン失格』『オオカミ少女と黒王子』など)が印象的な山﨑さんですが、『orange』では人に言えない悩みを抱える繊細な高校生を、『四月は君の嘘』では天才的なピアノの才能を持つ高校生を演じたりと役の幅は広く、キャラクターも様々です。
その中でもこれらの作品に共通しているのは「山﨑賢人は走っている!」ということ。
もう少し言えば、「走る」シーンはキラキラ映画の鉄板だったりするのです。
さて、山﨑さんはどのくらい走っているのでしょうか・・・!?
『今日、恋をはじめます』(2012)
松坂桃李さん、武井咲さん主演の映画でした。
山﨑さんは新川優愛さんとの恋模様が描かれていましたが・・・。
結果、走っていませんでした!
松坂さんは、武井さんを追いかけるシーンで走っています。
『ジンクス!!!』(2013)
韓国の女優ヒョミンさんが主演、山﨑さんの他、清水くるみさん、落合モトキさんらが出演しました。
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主役のユン・ジホに引っ張られて小走りに
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清水くるみさんとのクライマックスシーン。スケートリンク上で走ろうとしていますが、足がたどたどしくて、走れて・・・いない
『L・DK』(2014)
剛力彩芽さん主演、その相手役に山﨑さんが抜てきされていました。
ほかに、中尾明慶さん、岡本玲さん、桐山漣さん、石橋杏奈さんらも出演されています。
「元祖”壁ドン”」と言われているシーンもあり、ドSキャラへの人気のきっかけにもなりました。
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本編開始より1時間20分すぎ、石橋杏奈さん演じる桜月を探すためカフェにいた久我山(山﨑さん)が立ち上がってから橋を渡り、一旦止まって横断歩道を渡りきる!
数えてみたら全部で16秒ほどでした!
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クライマックスにあたる花火大会のシーンで、葵(剛力彩芽)を探している!
花火大会の会場まではバイクを使っています。
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見つけた葵が、久我山が立つ橋とは違う橋にいたため、葵のもとまで走る!
『ヒロイン失格』(2015)
桐谷美玲さん主演、山﨑さん、坂口健太郎さん、我妻三輪子さんも出演し話題となりました。恋模様はもちろん、コメディ要素も強く軽快な展開が印象的でした。
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利太(山﨑さん)のワケアリの母親を見つけ、はとり(桐谷さん)が「そこに、中尾彬がいる〜!」と叫んで利太の手を引っ張ってかなりダッシュ!
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恋人だった安達(我妻さん)に別れを告げ、はとりを探しに猛ダッシュ!尺は10秒弱。
(そして桐谷さんもダッシュ!)
これぞキラキラ映画の王道のクライマックスシーン!
『orange』(2015)
朝ドラ『まれ』で共演していた土屋太鳳さんと、『まれ』終了直後に再タッグ!
繊細なストーリーで、これまでの山﨑さんとは一味違いました。
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翔(かける・山﨑さん)のサッカーをしているシーン。颯爽と走っています!
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翔の再びのサッカーシーン。菜穂(土屋さん)との恋を邪魔する莉緒(真野恵里奈)登場。
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莉緒と菜穂がぶつかり、翔が菜穂に小走りで駆け寄る
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文化祭の日、プールがある屋上で花火を見るために翔が菜穂の手を引いて走る
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感動のリレーシーン。クラスメートで仲良しの6人でタスキをつなぐ
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ラストシーン。夕陽に向かって6人で駆け出す
『オオカミ少女と黒王子』(2016)
タイトルにもある通り”黒王子”を演じた山﨑さん。”オオカミ少女”は二階堂ふみさんが演じ、門脇麦さん、鈴木伸之さん、横浜流星さんらが出演しました。
エリカ(二階堂さん)を”犬”として”飼う”という超絶ドSな恭也(山﨑さん)でしたが、時折見せる優しさにはキュンときた方も多いのでは。
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雨の日の高校帰り、エリカと下校するも傘が1本しかなく、高校の門を出たところで恭也の「走るぜっ」からエリカと二人でダッシュ。
友人(横浜流星)がバイトするカフェに着いて、エリカに「犬には散歩が必要だろ」と言い放つドSっぷりにも注目!
<2>
修学旅行中、姉(菜々緒)に電話で喝を入れられた恭也が、エリカを探すためにダッシュ!
恋敵(?)の神谷(鈴木さん)にキメ台詞を言い放ち、再び走る!
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エリカを探しに走る!陸橋を走る!商店街を走る!走る!エリカを見つけて、キレる...。
『四月は君の嘘』(2016)
天才ピアノ少年を演じた山﨑さん。バイオリニストで高校生を演じた広瀬すずさんとW主演でした。
ストーリー上当然も言えますが、劇中でもクラシック音楽が多数使われる、青春映画の中では珍しい作品でした。
山﨑さんがこれまで演じていたクールでドSなキャラクターとは違って、内気で冴えない男子高校生を演じていましたが、ピアノの演奏シーンは堂々としていて圧巻でしたね。
ただ、見返せなかったので今回は詳しくは書けませんが、この映画でも「走る」シーンありましたよね!
Blu-rayとDVDは4月12日(水)に発売です。
『一週間フレンズ。』は?
さて。ここまで山﨑賢人さんが走ったシーンをまとめてみました。
こうしてみると、人柄に関わらずワケありでお騒がせなキャラクターを演じていることが多いからか、山﨑さんご本人が演じたキャラクターよりも、ヒロインや周りの登場人物を「走らせてしまう」ことの方が圧倒的に多いことに気づきました。
つまるところ、意外にも走っていないんですね。山﨑賢人。
しかし、それを覆す作品が公開中の『一週間フレンズ。』。ヒロイン・香織を演じた川口春奈さんを、追って、追って走ります。
(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
せっかくなので、ここで、冒頭部分の走るシーンを一部公開しちゃいます!
(あまりネタバレにならないように工夫しています)
<1> 下校の時、電車に乗り遅れそうになって走る
<2> 電車の中の香織を追って、電車と共にスタートダッシュ
<3> 学校に遅刻しそうになって走る
<4> 下駄箱から教室に入るまでも走る
<5> 放課後、香織を追いかけて走り、「俺と友達になってください!」を言う
<6> 香織を屋上まで小走りで追いかける
<7> 逃げる香織を小走りで追う
<8> 香織を呼び止めるために小走り
<9> 香織との日記を読むために人目のない場所を探して走る
<10>横断歩道の信号が変わる直前で走る
とにかく、めっちゃ走ってた!
山﨑さん演じる長谷君の性格から、力強く走るシーンはほとんどないのですが、史上最高におちゃめで、可愛らしい山崎さんが見られて、そんな山﨑さん演じる長谷君の絶妙な走りも見られます。
「遂に走ったな、山﨑賢人」と思って観ていましたが、原作の漫画とは違う設定や展開もあり、映画ならではの感動シーンもあり、見応えのある作品でした。
まとめ
今回は「走る」ことに注目して山﨑賢人さんが出演したキラキラ映画を中心に取り上げてみました。
この記事では、山﨑さんが走った部分のみ切り取っていますが、予想外にも山﨑さんは他の登場人物を「走らせる」キャラクターを演じていることが多かったです。
もちろん、これは私個人の解釈でもありますが、過去の作品を観返す際には、「走る」ことから見える関係性にも注目すると、より面白いはずです。
そして、その関係が逆転して、山﨑さんが人を追う立場でひたすら走っていたのが『一週間フレンズ。』でした。
上映は続きますのでぜひ劇場まで足を運んでくださいね。
そして、その際にはぜひ山﨑賢人の「走り」にもご注目を!
(文:kamito努)
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