この顔だ〜れ?米版「攻殻機動隊」顔面ハック映像公開

士郎正宗原作の「攻殻機動隊」をベースに実写化した映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』より、“謎の顔面ハッキングティザー映像”が公開された。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』謎の顔面ハッキングティザー映像


機械の体を持つ、世界最強の捜査官(スカーレット・ヨハンソン)。残されたのは、脳と、わずかな記憶だけ。「わたしは誰だったのか?」全世界を揺るがすサイバーテロ事件が、残された記憶を呼び覚ます。彼女には驚愕の過去が隠されていた――

ゴースト・イン・ザ・シェル



映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、士郎正宗原作の「攻殻機動隊」シリーズをもとに、公安9課とサイバーテロリストたちの戦いを描くSFアクション。

オリジナルでは“草薙素子”の名をもつ主人公の少佐役をスカーレット・ヨハンソンが演じるほか、少佐の上司である荒巻役をビートたけし、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」で登場する天才ハッカー、クゼ役をマイケル・ピット、少佐の片腕ともいえるバトー役をピルー・アスベック、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役を、ジュリエット・ビノシュが演じる。メガホンをとるのはルパート・サンダース監督。

このたび、本作から“謎の顔面ハッキングティザー映像”が公開された。

ゴースト・イン・ザ・シェル P.I.C.S.



映像は、プロジェクションマッピング技術を駆使し、とある有名人の顔が様々なものにハッキングされる様子が映し出されるもの。デジタルメイクアップとも呼ばれるフェイシャルマッピングを駆使した本映像は、映像クリエイティブカンパニーのP.I.C.S.が映画業界と初のコラボして製作。化粧自体が、人の思考世界“ゴースト”と深い関係性を持っているというところから実現したとのこと。

なお、顔面ハックされた有名人の正体は現時点では謎のまま。3月末に行われる本作のイベントで明らかになる予定となっている。

本プロジェクトのアートディレクターを担当するクワハラヒロトは、映画との関連性について「“デジタルメイクアップ”というのは、すなわち“義体化”と例えることができると思います。ゴーストとは何か、個とは何か、という攻殻機動隊の本質的な問いは、“顔とは何か”と言い換えることもできるのです。“個、存在。それは、曖昧な記憶の集合体である”という攻殻機動隊の概念は、私のクリエイターとしての発想にも大きな影響を与えています」と明かし、続けて「また最初のFacial Hacking製作時に私がテーマとしていたことは、日本の美意識、文化、哲学を核とし、作品を世界に発信しようということでした。これはテクノロジーだけでなく、日本古来の化粧文化や哲学と、現在日本のサブカルチャー、漫画、ジャパニメーションとの融合ということも含まれていました。このようなルーツを持つFacial Hackingが今回、映画『ゴースト イン ザ シェル』に関わらせていただけるということに、深い感慨を覚えます」とコメントした。

また、フェイシャルハッキングシステムのクリエイターであるPaul Lacroixは「これまで、私たちは強烈なビジュアルイメージを世に出す、という点では成功していましたが、同時にその中にストーリーを織り交ぜて伝えるということを次のフェーズの課題としていました。今回のFacial Hacking Projectでは、『ゴースト イン ザ シェル』の世界観、ストーリーを踏襲し、その世界の一部となる、ということに最大の楽しみがありました。これを見てくださった人々に、映画の壮大なストーリーがエンターテイニングに伝わることを願います」と本プロジェクトへの期待を明かしている。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、2017年4月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー。


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