からっ風がくれたパンチラに想いを馳せて『お前はまだグンマを知らない』間宮祥太朗インタビュー
草津温泉が大好きなライター、ゆうせいです。2017年7月22日(土)公開の映画『お前はまだグンマを知らない』が第9回沖縄国際映画祭で先行上映されました。
本作はニッポンの北カントウ地方西部にある「グンマ」を舞台に繰り広げられる、グンマ愛にあふれた「ご当地青春ラブコメディー」となっております。
そんな『おまグン』主演の間宮祥太朗さんに単独インタビューを実施し、作品のみどころとグンマの印象についてお聞きしてきました。
── 間宮さんは横浜市出身とのことですが、本作のモデルとなっている群馬についてはどんな印象をお持ちでしたか?
間宮祥太朗(以下、間宮) 申し訳ないのですが、同じ関東というくらいの印象しかありませんでした。草津温泉と聞いて、「あぁ!たしかに!」と思ったほどです。
── プライベートで群馬に行かれたこともなかったのですか?
間宮 実はそうなんです。でも、撮影を通じて群馬の魅力を知り、草津温泉、伊香保温泉には行くつもりです。
── いじめられっ子の主人公・神月(かみつき)が少しずつグンマを知り、グンマーになっていくところが見どころにひとつだと思うのですが、どのような心持ちで演じたのでしょうか?
※グンマーとはグンマに住み、グンマを愛しているグンマ人のこと
間宮 グンマが好きすぎる人たちの中に急に放り込まれると、どうしても壁を作ってシャットアウトしてしまうと思うんです。
でも、神月はいじめられっ子だったこともあり、壁を作るだけの意気地がなかった。これが大事な部分だと感じていました。
始めのうちに壁を作ってしまうと、その壁がどんどん高くなってしまい、自分で作った壁を自分でも壊せなくなってしまう。相手のことを信用するとか信頼するとかの前に、神月はおどおどすることしかできなかった。
それって、逆に言えば柔軟性ですよね。そこを忘れずに演技するようにしました。
── ネタバレになってしまうのであまり言えないのですが、そんな神月がクライマックスで勇気ある行動をとれた理由にも繋がっていますか?
間宮 そうですね。まず、神月自身が心の底から疎外感を感じていた人間だからこそ、同じような苦しみを持っている人に共感し、等しい目線に立つことができた。その結果、あの行動がとれたと思っています。
── 少し話は変わりますが、作中にはいくつかパンチラシーンがあり、私自身も楽しませていただきました。あのシーンでは実際にパンチラを見て演技されたのでしょうか?
間宮 撮影時にはパンチラがあったりなかったりで、無いときは脳内再生しながら演技していました。
── 妙にリアルなパンチラシーンでしたので、つい聞いてしまいました。この勢いでお聞きしたいのですが、もしパンチラが見えるとしたら、間宮さんの理想のパンチラシチュエーションはどのようなものでしょうか?
間宮 理想のパンチラですか…。どんなパンチラでもうれしいです。
── 本インタビュー中で1番の熟考でしたが、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?
間宮 いい食材であれば、どんな料理でも美味しいじゃないですか。つまり、いろんなシチュエーションでいろんな味付けがされたパンチラがあって、その一期一会のパンチラそれぞれが素晴らしいと思うんです。
下から見えるパンチラもあれば、スカートがめくれて見えるパンチラもありますし、変化球で言えば、しゃがんた時に後ろの隙間から見えちゃうものもあるじゃないですか。多種多様なパンチラがあって、それを1つに絞るのは難しいです。
── 真摯なご回答に感謝の言葉が見つかりません。本当にありがとうございます。
── これから神月はどんなグンマーになっていくと思いますか?
間宮 実はラストシーンでは、ドヤ感とグンマーの誇りに加えて、余裕と優しさを入れて表現しました。神月自身がネイティブグンマーではないので、グンマーとの架け橋的な存在になっていく。そんな表情をしたつもりです。
── はい、あのラストシーンの表情は本当に素敵で、これから毎日鏡を見ながら練習したくなるほどでした。
── 最後に、作品の見どころを「おきなわ」のあいうえお作文で表現してください。
間宮 では、参ります。
お:おっぱいと
き:郷土愛、
な:なるべく
わ:笑ってください
でいかがでしょうか?
── おかげさまでキレイにまとまりました。本日はありがとうございました!
(取材・文:ゆうせい / 撮影:miya-nee(みやねえ))
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