映画コラム
まるで“バイオハザードの原点回帰”!『バイオハザード:ヴェンデッタ』
まるで“バイオハザードの原点回帰”!『バイオハザード:ヴェンデッタ』
こんにちは、八雲ふみねです。
今回ご紹介するのは、5月27日から公開となる『バイオハザード:ヴェンデッタ』。
全世界待望のフルCG長編アニメーション映画最新作です。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.106
新型ウィルスをめぐるバイオテロを阻止せよ!
対バイオテロ組織BSAAのクリス・レッドフィールドは、武器密売組織が拠点にしている洋館に突入。
国際手配犯グレイン・アリアスと対峙するも、信じがたい光景を目の当たりにし、取り逃がしてしまう。
一方、かつてラクーン市警の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員だったレベッカ・チェンバースは、いまは大学教授として、蘇った死者が凶暴化する謎の現象に新型ウィルスが関与していることを突き止め、治療薬の開発に成功する。その直後、研究所が襲撃される。
新型ウィルスが関わる事件を熟知している、アメリカ大統領直轄のエージェント組織DSOのレオン・S・ケネディに協力を求めるクリスとレベッカ。
アリアスの真の目的がバイオテロだと掴んだ彼らは、計画を阻止するべくニューヨークへと向かう……。
(C)2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED.
実写・アニメ・ゲーム、各ジャンル最高峰のクリエイター陣によるコラボレーションが実現
「バイオハザード」と言えば、世界中で爆発的大ヒットを続けているサバイバルホラー・アクションゲームの代名詞。
シリーズ累計販売本数7,700万本を超える大ヒットゲームの世界観をベースにした大興奮のバトル・アクションを描いたのが、フルCG長編アニメーション映画最新作『バイオハザード:ヴェンデッタ』です。
その壮大な世界観を実現するために、実写・アニメ・ゲームの垣根を越えたクリエイター陣が集結。
エグゼクティブ・プロデューサーに、大ヒットホラー映画『呪怨』の生みの親、清水崇。
監督は『THE NEXT GENERATION パトレイバー』でも知られ、アクション描写に定評のある辻本貴則監督。
脚本は大ヒットアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の深見真。
音楽は「攻殻機動隊」シリーズの川井憲次。
そして作品監修を「バイオハザード」シリーズのプロデューサー、カプコンの小林裕幸と、そうそうたる顔ぶれ。
それぞれの持ち味が相乗効果を生み出し、細かなディテールまで楽しめる作品が完成しました。
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ゲームファンは感涙、バイオ初心者は目からウロコの面白さ!
本作、何がスゴいかと言うと、クリス、レオン、レベッカとゲームで人気のキャラクターたちが登場すること。クリスとレオンがタッグを組む……なんて、ゲームファンにとっては夢のタッグじゃないですか!!そこに、ちょっぴりオトナになった麗しのレベッカが絡んでくる……となると、期待が高まる人も多いのではないでしょうか。
そんな世界的人気スター、クリスやレオンに混じって、何やら見覚えのある顔が……。
CMでお馴染みのダンテ・カーヴァーが、なんとCGアニメーションになって出演しているのも嬉しいサプライズ。
作品のクオリティも素晴らしく、360度縦横無尽のカメラワークで展開するアクションシーンは、もはや辻本監督の独壇場。
息をもつかせぬシーンの連続に、度肝を抜かれること間違いなし。
またゾンビの描き方については丁寧に恐怖描写を重ねており、悲哀に満ちたドラマパートも含め、まるで「バイオハザード」の原点回帰を見ているよう。
ゲームファンはもちろんのこと、バイオ初心者も楽しめる痛快エンターテインメントとなっています。
『バイオハザード』のフルCGアニメーションシリーズは、これが3作目。
前2作を観た時にも「スゴいものを観てしまった!!!」とその魅力の虜になってしまいましたが、今作はその上をいく面白さですよ。
キャラ、物語、アクションと見どころ満載の本作は、日本だけでなく、アメリカ、アジア、ヨーロッパと全世界で公開予定。
日本が生んだハリウッド級エンターテインメントと言えるでしょう。
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楽しめるのは映画館だけじゃない!PlayStation__®VRとのメディアミックスにも大注目
まずは『バイオハザード:ヴェンデッタ』完成披露試写会では、清水崇エグゼクティブ・プロデューサー、辻本貴則監督、深見真さん、川井憲次さん、小林裕幸さん、ダンテ・カーヴァーさんをお迎えし、舞台あいさつが行われました。
「恐怖描写の監修だけでなく、キャラの深み、ドラマパートなど、クリエイティブな面にも意見させてもらいました」と話す清水エグゼクティブ・プロデューサーと、「勝負作になったと思います」と胸を張る辻本監督。
本作で初タッグを組んだお二人ですが、話し出すとまるで漫才コンビのよう。
お二人の丁々発止に会場も大爆笑の連続でした。
そして、漫才コンビと言えば……。
劇場公開記念イベントに、ペンギンズのお二人が登場。
映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』をテーマにした新ネタを披露して下さいました。
イベントでは、PlayStation®VRで5月24日から無料配信された限定VRコンテンツをいち早く体験していただきました。
このコンテンツ、プレイヤーがゾンビになって『バイオハザード:ヴェンデッタ』の世界観を体感する……というモノ。
すぐ目の前で繰り広げられる戦闘シーンは迫力満点!!
いつもの静かなテンションから打って変わってVR体験に大コーフンのアニキさんに、「アニキの声が初めて聞くトーンでした」と苦笑いのノブさんでした。
振り返ってみると、私はバイオハザード・フェスティバルをはじめ、実写映画・劇場版CGアニメーション・ゲームを問わず、「バイオハザード」シリーズの様々なイベントで司会を務めさせていただいてます。
今作の公開に先駆けたイベントでもご縁をいただき、改めてシリーズの奥深さに触れることができました。
作品情報
『バイオハザード:ヴェンデッタ』
2017年5月27日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
エグゼクティブ・プロデューサー:清水崇
監督:辻本貴則
脚本:深見真
音楽:川井憲次
原作監修:小林裕幸
© 2017 CAPCOM / VENDETTA FILM PARTNERS. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト http://biohazard-vendetta.com/
(文:八雲ふみね)
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com
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