【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会 第6回】

もはや生活に欠かせないものとなったamazon。

生活に必要なものや欲しいものをクリックするだけで、家に届く便利な時代。

年会費3900円払って「amazonプライム」に加入すると、送料無料、早ければ頼んだ当日に届いてしまうという驚異的スピード。

プライムサービスを受けてる方、相当いると思うんですが、そのサービスを100%有効活用出来ていますでしょうか？

実は僕はamazonプライムに入った当初、恥ずかしながら、ただ早く届くサービスとしか認識しておらず、半年ほどプライムの「プ」の字も満喫することなく、無駄な時間を過ごしてしまいました。

今現在はその損を取り返すべく、これでもかと活用させていただいております。

「amazonプライム」のサービスでは音楽を聴くこともできますし、写真を保存できるクラウドサービスなどもありますが、やはり一番うれしいのは「amazonプライムビデオ」。

動画配信サービスなんですが、他のサイトと比べて、僕が見たい映像が圧倒的に多いんです。

特に「amazonプライム・ビデオ」でしか見られないコンテンツが強力すぎます。

「ダウンタウン」の松本人志さんプレゼンツの「ドキュメンタル」という番組は、“10人の芸人が100万円ずつ持ち出し、笑ったら退場”というシンプルなルールの中、笑かしあいをして、最後のひとりに残った芸人が1000万円を総取りする、というもの。抱腹絶倒させられまくりの、幸せな時間を過ごすことができます。

他にも「amazonプライム」オリジナルコンテンツはいくつもあるんですが、僕が最もオススメするのは

『仮面ライダーアマゾンズ』

です。

「amazon」で「アマゾンズ」という、一見ふざけているかと思われるタイトルですが、中身は最高にストイック。特撮の限界に挑戦し、それを見事超える場面を見ることができます。

かつての日曜朝のライダー作品で見られた描写や演出は、時代が進むと共にいろんな縛りが入り、近年の作品は昔からのファンからすると少し窮屈に感じてしまってました。（もちろん制限された中でも上質な作品を生み出し続けてくれたことは言わずもがな。）

やがて窮屈なことすらも麻痺して忘れてしまい、何も疑問に思うことなく毎週見続ける日々。

しかし去年2016年の4月から「amazonプライム・ビデオ」で『仮面ライダーアマゾンズ』が配信開始となり、いざ見てみると…

忘れていた「平成ライダーシリーズ」初期の頃に、よく感じていた興奮が一気によみがえり、それまでの枯渇感が潤され、「早く次の回が見たい」という中毒状態に陥ってしまいました。

回を追って見るごとに「これだよこれ！」とつぶやいてしまう自分。

何が正義で何が悪なのか、勧善懲悪に真っ向から疑問を投げかける往年のテイストを「アマゾンズ」で更に研ぎ澄まし、その勢いは全く落ちることなく全13話を一気に駆け抜けました。

しかし、テレビでは絶対見ることのできないハードな演出に心躍らせるも、躍らせた分だけ、作品が終わってしまうとやってくる喪失感。

いわゆるアマゾンズロスというやつです。

ですが、しばらくすると「シーズン2」配信の発表がされ、アマゾンズロスは解消されました。

「シーズン2」は今年の4月から配信されていて、今はちょうど終盤に差し掛かってるところです。

「シーズン1」からクオリティを下げることなく、さらにその世界観を掘り下げている「シーズン2」。

特撮にあまり触れたことがなくても、海外ドラマが好きな人は100%ハマるはずです。間も無く「シーズン2」も最終回を迎えるので、ぜひ最終回が配信される前に一気見してみてください。

また、特撮に興味があるなら、「博多華丸・大吉」の大吉さんと「モノブライト」のベースの出口さんがやられてる「ウルトラマン ザ プライム」も平成ウルトラマンを一から勉強できるのでオススメです。

（文：オジンオズボーン・篠宮暁）

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
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