乃木坂46「今、話したい誰かがいる」MV監督 最新作『東京喰種 トーキョーグール』遂に公開!
乃木坂46の13thシングル「今、話したい誰かがいる」。
映画『心が叫びたがってるんだ』の主題歌で、乃木坂46としては初のダブルセンター曲。爽やかなメロディーと切ない歌詞が胸に響くとても素敵な楽曲です。
そのミュージックビデオもまた非常に感動的で切ないものに仕上がっていて、私個人としても乃木坂マイ・ベスト3に入るミュージックビデオです。
※フルバージョンのミュージックビデオはシングルCDのDVD付きバージョンを購入するとご覧頂けます。
ミュージックビデオを監督されたのが萩原健太郎さん。そう、明日より遂に映画公開となる実写版『東京喰種 トーキョーグール』の監督も務められているのです。
(C)2017「東京喰種」製作委員会
今回は2つの話題、
「1:萩原健太郎監督と乃木坂46」
「2:萩原健太郎最新作『東京喰種 トーキョーグール』の魅力」
について語っていきたいと思います。
1:萩原健太郎監督と乃木坂46
萩原健太郎監督と乃木坂46の関係ですが、「今、話したい誰かがいる」のミュージックビデオを含めて4点ございます。
(1)2ndシングル 個人MV 西野七瀬バージョン
(2)2ndシングル 個人MV 松村沙友理バージョン
(3)13thシングル表題曲「今、話したい誰かがいる」ミュージックビデオ
(4)18thシングルカップリング曲「女は一人じゃ眠れない」ミュージックビデオ
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ちょうど先日(4)の18thシングルカップリング曲「女は一人じゃ眠れない」のミュージックビデオが解禁されたばかり。(これがめっちゃカッコいい!!)
『東京喰種 トーキョーグール』の撮影は昨年だったようですが、それでもポストプロダクション(撮影後の編集等)で映画公開までお忙しかったはずなので、ミュージックビデオの監督もされていて驚きました。
萩原健太郎監督(映画『東京喰種 トーキョーグール』×UUUMクリエイター試写より/撮影:いぢま (井嶋輝文))
『東京喰種 トーキョーグール』自体でまた相当のご経験をされたと思うので、乃木坂46のミュージックビデオ今後も是非ご担当してほしいものです。(個人の見解です)
2:萩原健太郎最新作『東京喰種 トーキョーグール』の魅力
遂に明日29日(土)に公開となる『東京喰種 トーキョーグール』。その魅力についてもお伝えしてまいります。
萩原健太郎監督はこれまでの渡米経験や様々なミュージックビデオやCMのご経験から、見事に「難しい」と言われた実写化を成し遂げました。公開前に行われた一般試写会では大絶賛の嵐!!原作ファンも、原作を知らない方も、多くの方が魅了され圧倒される見事な作品になっています。
※シネマズでは既に様々なライターが『東京喰種 トーキョーグール』の魅力を記事で発信しておりますので、それらを引用しながら魅力をお伝えできればなと思います。
(1)『東京喰種 トーキョーグール』はどんなお話?
(C)2017「東京喰種」製作委員会
人間と同じ見た目で普通にしてたら人間としか見えないが食べ物は人体、という「喰種(グール)」がいる世界。そんな「喰種(グール)」の臓器を不慮の事故から移植されたしまった主人公のカネキは「半喰種」となってしまい、人間と喰種双方の苦しみを味わいながらも何とか生きていこうとする物語です。
記事:「窪田正孝の怪演再び!『東京喰種 トーキョーグール』での演技はマジで必見!」より
人間が見方で、喰種(グール)が敵という簡単な構図ではないわけです。
喰種(グール)は確かに人間を食しますが、本当にそれが悪なのかを真剣に考えてしまうのです(現実にいたら私たちは食べられる対象であるにも関わらず)
(2)心に訴えかけてくる力強い物語
映画では人間が「喰種(グール)」を駆逐していく過程でのバトルも描きます。
その駆逐を行う専門機関CCG(喰種対策局:Commission of Counter Ghoul)の捜査官は非常に冷徹。その中心は大泉洋さん演じる真戸呉緒と鈴木伸之さん演じる亜門鋼太朗。情け無しで「喰種(グール)」を駆逐していきます。
原作のエピソードにはなりますが、真戸呉緒の妻である真戸微も捜査官で、殉職しています。それもあり真戸呉緒は「喰種(グール)」を人一倍憎んでいると思われます。
一方カネキが「半喰種」となってしまったことから、我々はカネキの視点から「喰種(グール)」の生きる苦しみを知ります。「喰種(グール)」には人間と同じ感情があります。人を食べることを良いことと思わず、人を殺して食べるのではなく自殺者を拝んで、その人体を食す者もいます。
また、「喰種(グール)」たちが密かに集う喫茶店のマスターは、「喰種(グール)」たちが飢えないように様々面倒見をしたりもしています。「喰種(グール)」たち同士も時に争ったりもしており、生きることの難しさを痛感させられます。
記事:「窪田正孝の怪演再び!『東京喰種 トーキョーグール』での演技はマジで必見!」より
(C)2017「東京喰種」製作委員会
喰種が悩み、苦しみ、生きることにもがき続けることすら真戸呉緒は許していません。そのやり方が正しいと感じる方もいれば、そうでない方もいるかと思います。しかし、真戸が冷酷であるからこそ、喰種の救われなさが際立ちっていることも事実です。
人間の敵である喰種を、なぜか応援したくもなりました。
記事:「いままで見たことのない大泉洋が、『東京喰種 トーキョーグール』にはある」より
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この映画『東京喰種 トーキョーグール』の完成度の高さを象徴するものとして、観終わった後にその魅力を語りたくなるというのがあります。
まだ本作を観ていない人にオススメしたいというのもありますが、映画を観た者同士で「あそこが良かった」「ここにシビれた」などとお互いの感想を語り合いたくなります。
そして、必ずお互いの反応は「そうそうそう!」「だよね!」といった感じになるはずです。
記事:「『東京喰種 トーキョーグール』、原作再現度が気になるファンこそ知って欲しい!その完成度の高さ!」より
『東京喰種 トーキョーグール』の世界は非常に真面目。笑いが起きるシーンは一切ありません。
だからと言って堅いかというと、アクションシーンなど圧巻の映像もあり緩急があって「おもしろい」に当たるシーンも多数あります。
このバランスが『東京喰種 トーキョーグール』の魅力でもあります。
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(3)窪田正孝さんはじめキャスト陣の熱演が圧巻!
窪田正孝さんの想像を超える怪演は今までも何度か話題になってきましたが、今作でもそれは健在。いや、今作では一段とその怪演が印象に残ります。
何度も「凄まじい・・・」と思うシーンがあるのですが、個人的に強烈だと思ったのは自宅で様々な食べ物を食べようともがき苦しむシーン。「あれ?何を食べてもまずい。なぜだ・・・なぜなんだ!?」と心の叫びが聞こえてくるかのような強烈なシーン。
「半喰種」となった後、それでも人体は食べないという気持ちを強く持ちながらも、血を前にした時に狂って獲物を貪ろうとするような表情と声を見せる姿も非常に強烈でした。
記事:「窪田正孝の怪演再び!『東京喰種 トーキョーグール』での演技はマジで必見!」より
(C)2017「東京喰種」製作委員会
半喰種になって人間の食事を受け付けなくなったばかりのカネキが、冷蔵庫の中のものを片っ端から食べては戻してしまうというシーンでも一切手抜きなし、寧ろ原作よりも惨めでエゲツなく見えるぐらい全力で演ってくれています。
原作にビジュアルを寄せるとか、そんな次元の話ではありません。
リゼに恋するウブな姿も、襲われ恐怖する姿も、喰種独特の空腹と自分の理性の狭間で半狂乱になる姿も、徐々に決意を固め(精神的にも肉体的にも)強くなっていく姿も、闘う姿も、どれも、カネキ以上のカネキがそこにいるのです。
記事:「『東京喰種 トーキョーグール』、原作再現度が気になるファンこそ知って欲しい!その完成度の高さ!」より
この映画『東京喰種 トーキョーグール』に関しては、原作者の石田スイ先生が「実写化するならカネキはこの人だと思っていた」と公言されている窪田正孝さんをはじめ、ほぼ全ての出演者が原作を読んで描いた自分のイメージを更にアップグレードしてくれます。
記事:「『東京喰種 トーキョーグール』、原作再現度が気になるファンこそ知って欲しい!その完成度の高さ!」より
窪田正孝さんをはじめ、全てのキャストがこの独特の世界観の中で見事に演技をされています。
清水富美加さん演じるトーカの強さと弱さ、大泉洋さん演じる真戸の内に秘めた狂気、鈴木伸之さん演じる亜門の不屈の精神などなど。
あらゆる登場人物たちの感情に心動かされ、それぞれの演技に魅了されること間違い無しです。
(C)2017「東京喰種」製作委員会
その他
『東京喰種 トーキョーグール』は前述の通りアクションも非常に魅力的です。
戦闘時には武器となる喰種の捕食器官である赫子(カグネ)や、その赫子を喰種の遺体から剥ぎ取り作られる対喰種機関·CCGの武器であるクインケは、喰種の恐ろしさや悲しみ、人間の残酷さを表現する本作のもう一つの主役とも言えます。
その赫子やクインケは、時に鋼のように強靭で、鋭く切り裂き、貫き、砕き。時に鞭のようにしなやかに敵に襲い掛かります。
記事:「『東京喰種 トーキョーグール』、原作再現度が気になるファンこそ知って欲しい!その完成度の高さ!」より
喰種の持つ苦悩や悲しみ、(心の)痛みといったものまでが練り込まれて完成されている赫子やクインケだからこそ、役者さんとの一体感も生まれ、見る側に与える印象もストーリーに合わせて変化していくのです。
記事:「『東京喰種 トーキョーグール』、原作再現度が気になるファンこそ知って欲しい!その完成度の高さ!」より
(C)2017「東京喰種」製作委員会
映像として視覚的にエキサイティングなものが繰り広げられながら、悲しみや切なさがどんどん心に染み込んでくる映画になっているのです。
まとめ
今回は、
「1:萩原健太郎監督と乃木坂46」
「2:萩原健太郎最新作『東京喰種 トーキョーグール』の魅力」
を語ってみました。
乃木坂46「今、話したい誰かがいる」ミュージックビデオの切ない美しさ。
8月9日にリリースとなる乃木坂46の18thシングル「逃げ水」のカップリング曲「女は一人じゃ眠れない」のミュージックビデオのカッコ良さと儚さ。
そして明日29日より公開の『東京喰種 トーキョーグール』は心奪われる見事な作品。
(C)2017「東京喰種」製作委員会
それぞれ、少しでも気になった方是非チェックしてみてくださいね。
それでは。
(文:柳下修平)
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