「元彼の遺言状」第9話:もはやグルメ番組?篠田の事件解決よりも麗子の食べっぷりに目がくぎ付け!
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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第9話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第9話レビュー
篠田が逮捕されるきっかけになった「十ヶ浜強盗殺人事件」の謎を解くために麗子(綾瀬はるか)が本気を出した。
実業家の小笠原仁美(田山涼成)が何者かに包丁で背中を刺されたという事件。
凶器の包丁と中身を抜き取られた小笠原の財布には、篠田(大泉洋)の指紋が残っていたことから、篠田に容疑がかかった。
しかし、篠田は店の外にあるベンチで寝ていて事件には関係していないという。
6年という歳月を経て、麗子と篠田は事件のあった漁村に向かった。
明らかに歓迎されていない雰囲気の中、麗子は村民たちに大きな違和感を覚える。
まるで全員が口裏を合わせ、篠田を犯人に仕立て上げたかのようだったから。
篠田に不利な条件が続く中、「ベンチで寝ているときに誰かがストールをかけてくれた」ことを思い出した篠田。また、診療所の医師、高瀬(東根作寿英)が事件のことを知っていると感じた麗子は、高瀬に話しを聞きにいく。
その高瀬も翌日、突然亡くなってしまった。
はたして誰が小笠原を殺したのか、なぜ高瀬は死んだのか?
篠田にストールをかけたのは誰なのか?
第9話でも麗子の元上司、津々井(浅野和之)と紗英(関水渚)が麗子と篠田に加わり、コミカルなやり取りをみせた。
4人の会話は爽快でそして、面白い。
しかし、今回も全体をみるとどこか「拍子抜け」な印象がある。
篠田の無罪を晴らすために漁村まで来たというのに、食べ物の話しが多く、なにかを食べている印象しかない。
ハラハラドキドキ感がまったく感じられず、まるでグルメ番組のよう。
1,2話でのシリアスな雰囲気のまま駆け抜けるか、最初からコミカルなタッチで物語が進んでいれば脱落した視聴者はそこまでいなかったかもしれない。
筆者にとっては篠田の事件以上に謎が多いドラマだ。
とはいえ、麗子の豪快な食べっぷりは気持ちがいい。
そんなシーンが見られるのもあとわずか。
最後に麗子が食すのは何か?
事件の真相以上にそちらが気になる筆者であった。
(文:駒子)
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