映画コラム

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2017年08月01日

『女子ーズ』は『銀魂』の予習に最適!桐谷美玲、有村架純、高畑充希、山本美月が変身!

『女子ーズ』は『銀魂』の予習に最適!桐谷美玲、有村架純、高畑充希、山本美月が変身!

今回紹介する作品は、現在映画「銀魂」が大ヒット中の福田雄一監督による、2014年公開作品『女子ーズ』だ。

「女子ーズ」DVD 片手間版



『銀魂』と『パワーレンジャー』が公開中の今だからこそ、是非見返しておきたい本作は、そのタイトル通りメンバー全員が若い女性という、スーパー戦隊が主人公のコメディ映画。

今まで福田監督作品に触れたことが無く、これから『銀魂』を鑑賞しようという方に、特にオススメなこの『女子ーズ』!
さて、果たしてその内容とは?

ストーリー


彼女たちは選ばれた。片手間でも最強の戦隊女子ーズとしてー恋に仕事に美容にヤボ用、なにかと忙しい女子たちが、地球の平和を守ることができるのか! ?

光と闇が一心同体であるように、この世に悪がある限り、必ず現れる正義の味方。世界征服を企み、地球に襲いくる邪悪な怪人を倒すため、“名字に色が入っている"とうただ一つの理由で司令官チャールズの元に集められた5人の女たち。不本意ながら“女子ーズ"となった彼女たちは、いきなりの展開に疑問を感じながらも、5人が揃ったときに繰り出す無敵の必殺技“女子トルネード"を武器に怪人との戦いに挑む!

しかし、恋に仕事に、美容にヤボ用と、なにかと多忙な女子たちはなかなか揃わない。なぜなら女子とは、そういうものだからである・・・果たして、次々と現れる怪人たちを倒し、片手間で世界の平和は守られるのか! ?


これは正に、『銀魂』+『パワーレンジャー』!出演女優陣が後にことごとくブレイク!


現在大ヒット公開中の映画『銀魂』。以前掲載した『銀魂』の記事でも、福田監督作品に触れたことの無い方は、1本でも福田監督の作品を観てから『銀魂』を鑑賞された方が楽しめる、そう書かせて頂いた。

そう、実はこの『女子ーズ』、冒頭でも述べた通り「銀魂」への予習としては、かなりオススメの作品なのだ。
よくある戦隊物の設定をギャグにしながらも、そこに現実に女性が遭遇する様々な問題を織り込んで、最後にはメンバー全員の成長と勝利が描かれる本作。本作を見ると、普段コメディのイメージが無いキャストが、ふざけたことを真面目にやるといかに面白いかが良く判る。と同時に、映画「銀魂」に乗れなかった人は、本作を見ればその理由がはっきり判るのでは無いだろうか?

それにしても、本作の豪華過ぎるキャスティングは、今見ても奇跡としか言いようが無い。しかも、今や主演女優全員がブレイクを果たしたため、もはやこの顔合わせは二度と不可能!この貴重な機会を、是非お見逃し無く!

最後に


とにかく、本作においてはキャスト陣が真面目に、しかし全編力を抜いて演じている(様に見える)のが重要な見所!

実はそのユルさこそが福田監督作品において重要な要素であり、過度の熱演や上手に演じようとする計算が、福田監督作品においては却ってジャマになることが良く判る。

特に、本作で女子ーズを演じた5人の女優陣は、この当時は殆どコメディの色が付いておらず、どう見てもふざけたりギャグをやったりするイメージが無い。

ちなみに本作が公開された2014年と言えば、有村架純は「あまちゃん」出演のほぼ1年後、高畑充希も「ごちそうさん」出演直後の頃。山本美月も本作でのコメディ演技が、後の「UFO」テレビCMで見せた強烈なキャラクターに繋がって行くのだが、そんな彼女達が本気でふざけるからこそ、そのギャップによりギャグの破壊力が増すし、周りの「狂人的登場人物」へのツッコミが生きるのだ。

今や全員が大ブレイクを果たした若手美人女優達が、見事にふざけて面白いことをやってくれる本作こそ、『HK変態仮面』と並ぶ福田監督の代表作と言えるだろう。福田監督の映画に触れたことの無い方にこそ、本作を全力でオススメ致します!

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(文:滝口アキラ)

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