映画コラム
『スパイダーマン:ホームカミング』、控えめに言って“最高に面白い”!!
『スパイダーマン:ホームカミング』、控えめに言って“最高に面白い”!!
(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.
2017年8月11日に公開される『スパイダーマン:ホームカミング』を一足先に鑑賞させていただきました。
観終わった感想は「最高だね!」の一言に尽きます!
今回は見所をご紹介したいと思います。
新たなスパイダーマンの物語が始まる!
これまで映画で公開された「スパイダーマン」シリーズと「アメイジング・スパイダーマン」シリーズがありますが、それらとは違うスパイダーマンが描かれているのが今作です。
タイトルにある「ホームカミング」というのはアメリカの高校の一大イベントのことで「帰郷」のいう意味もあります。また、これはスパイダーマンの原点回帰という意味も匂わせていますね。
作品概要
ニューヨークに住むピーター・パーカーはスパイダーマンになり、部活動のノリで街を救うヒーロー気取りの少年。
アベンジャーズに属するトニー・スターク(アイアンマン)は特製のスーツをもらい、アベンジャーズとしてヒーローの才能を見出そうとする。ピーターは特製のスーツを身に纏い、自分の才能を認めてもらうために街に飛び出すも空回りばかり。
そんなある日、巨大な翼で空を飛ぶ怪物・バルチャーが街に現れる。ピーターはニューヨークの平和とスタークに認めてもらうために怪物退治に乗り出そうとするが、「アベンジャーズに任せておけ」とスタークはピーターに忠告する。しかし、ピーターはひとり敵に挑もうとするが…
これまでのスパイダーマンと大きく違うのは、ストーリーにアベンジャーズが出てくるという点。
なお、今作のスパイダーマンは映画『シビルウォー/キャプテンアメリカ』にちょっとだけ出てきています。興味のある方はこちらも観ておくと、より楽しめるかと思います!
さて、スパイダーマン・ホームカミングの見所をご紹介したいと思います!
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縦横無尽に飛び回るスパイダーマンを観てほしい!
スパイダーマンといえば、糸を操って縦横無尽に飛び回る姿が印象的。当然、今作でもそれは健在です。
劇中では至るところでアクションシーンが散りばめられています。街では高いところもお構いなしに糸を操って高いところに飛んでいきます。特にワシントンでのモニュメントに登るシーンでは空を飛ぶシーンもあり、驚きのアクションを見せてくれます!
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糸を使って戦うスパイダーマンを観てほしい!
スパイダーマンは縦横無尽に飛び回るだけではありません!
糸で敵の動きを止めたり、ワイヤーのように糸を使って蹴り飛ばしたり。これぞスパイダーマンのアクションはこれが真骨頂とも言えますよね。
敵が飛ばされたり、走ってくる途中で急に糸に捕まったりと見ているこちらは爽快!
予告編にもありますが、飛行機の上でバルチャーと戦うシーンは個人的に一番興奮したシーンでした。
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ヒーローとはほど遠い?スパイダーマンを観てほしい!
今作のスパイダーマンはなんと言ってもおしゃべり!ヒーローのイメージの1つに寡黙というイメージがありますが、それとはほど遠い!
クラスメイトにも、街の困った人にも、敵にもひたすらしゃべっています!
さらには自分のスマートフォンで自撮りしてもしゃべりまくり。しかも、実際に敵と戦っているシーンでもやるので、これってヒーロー?って思ってしまう程。
でも、そんなピーターはどんなことにもまっすぐすぎるぐらいに突き進みます。
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スパイダーマンがヒーローへ成長する姿を観てほしい!
頼りないピーターですが、何度も失敗を繰り返している姿を見てられないよ…という風にはなれないんです。
それは彼が必死で、まっすぐだから。
ピーターはアベンジャーズの一員として、ヒーローとして認めてもらいたい気持ちが強すぎるだけなのです。失敗はあるけれども、中途半端な気持ちではなく、目の前のことにまっすぐに突き進むピーターを見ていると「がんばれ、ピーター、お前ならやれるよ!」と応援したくなります。
また、ピーターとアイアンマンのトニー・スタークとの関係にも注目して欲しいです。父親のいないピーターにとってトニーはどこかお父さんのような存在にも似ているような気がします。
ヒーローになりきれていないピーターに対して、トニーはヒーローとは、ヒーローの責任について教えていきます。
戦いの中で成長していくピーターとトニーが最終的にどういう関わりになっていくかも見所の1つです。
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最後の最後まで見逃さないで欲しい!
今回のエンドロールがすごく良かったので、ここもオススメさせてください!
僕が思うに、エンドロールはピーターの頭の中を表現したものなのではないかな、と思いました。
ダンスナンバーが流れるエンドロールをぜひノリノリな気分で観てほしいです。
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この夏、スパイダーマンを見逃せない!!
『スパイダーマン:ホームカミング』はスパイダーアクションシネマであり、ピーターのヒーローとしての成長の物語でもあります。
ピーターを見ていると、こちらも勇気をもらえるような気がします。
劇中で出てくる「親愛なる隣人」というキーワードがありますが、ピーターに対してその言葉がぴったりです。
どこか放っておけない、愛すべき友達のような彼をぜひスクリーンで見届けてください!
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(文:澤田孝志)
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