有村架純、一生に一度の恋に落ちる姿に…涙
島本理生原作の同名恋愛小説を、主演・松本潤、ヒロイン・有村架純で実写化する映画『ナラタージュ』のWEB限定予告が解禁となった。
許されない恋と知りながらも恋に落ちる…
大学2年生の春。泉(有村架純)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本潤)から電話がかかってくる。葉山は泉に、演劇部の後輩の為に、卒業公演に参加してくれないかと誘う。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を助けてくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。2人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻(市川実日子)の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――
映画『ナラタージュ』は、2006年版「この恋愛小説がすごい」の1位を獲得した島本理生による同名恋愛小説を実写映画化する作品。高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる様を描く。
主人公の高校教師・葉山貴司役を嵐の松本潤が、葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を有村架純が演じる。さらに葉山を忘れられない泉への恋心と嫉妬に揺れる大学生・小野玲二役を坂口健太郎、大人になった泉の同僚となる宮沢役を瀬戸康史、葉山の妻・美雪役を市川実日子が演じるほか、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地らが脇を固める。メガホンを取るのは、原作に出会ってから長年にわたり映画化を熱望し、企画・構想を温めてきた行定勲監督。
このたび公開されたWEB限定予告は、高校時代にズブ濡れの制服を着た泉(有村架純)が、葉山(松本潤)に出会った瞬間のシーンから始まる。決して許されない恋に、葉山を忘れようとした泉が、自分を想ってくれる小野(坂口健太郎)との幸せに傾きかけるが、葉山への想いが抑えられなくなり、不器用に恋を貫こうとする姿が映し出される。
有村は「撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかった」と吐露し、「葉山先生を好きでいながら、小野くんにもちょっといいなと思っている微妙な気持ちが難しかったです」と撮影を振り返っている。映像のラストにある、路面電車の中で声を殺して泣きじゃくるシーンは「哀しいシーンだったんですが、泣き芝居だから泣かなきゃという気持ち以上に、こみ上げてくるものがあって本当に涙が止まらなかったです。3,4テイクやりましたが、カットがかかってもずっと涙がこみあげてくるようでした」といい、撮影現場にいた全員の胸を苦しくさせたほどで、美しくも切ない、ドラマチックなシーンとしてカメラに収められたとのこと。
また行定監督は「この映画は感じる映画。キラキラしたボーイミーツガール映画はたくさん作られてきたけれど、現実の恋愛はそうじゃない。こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった……というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と語っている。
映画『ナラタージュ』は、2017年10月7日(土)より全国ロードショー。
(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
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