『gifted/ギフテッド』、傑作脚本が生まれたのには理由(ワケ)があった!!



(C)2017 Twentieth Century Fox


『クレイマー・クレイマー』『アイ・アム・サム』などのハリウッドの名作に名を連ねる、ハートウォーミング・ファミリードラマの傑作『gifted/ギフテッド』が11月23日(木・祝)より日本公開となる。

主演は『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでの全世界的な成功の傍ら、本作で俳優としての真価を存分に発揮しているクリス・エヴァンスと、本作をきっかけにそのチャーミングな魅力とファッションセンス、そして観客を魅了する高い演技力で現代最高の子役スターの座に上り詰めた、大注目の新星マッケナ・グレイス。

今回の記事ではマーク・ウェブ監督も大絶賛する心温まる家族の物語を生み出した脚本家トム・フリンの執筆裏話を紹介する。



(C)2017 Twentieth Century Fox


本作の脚本を執筆しているのは、『Watch it』(93)、TV映画「ミラクル・タッチダウン」(02)といった数々のコメディ脚本を大手スタジオや著名プロデューサーに提供したことで大成功を収め、現在では脚本家業を半場引退し、フロリダで不動産業を営んでいるというトム・フリンだ。

本格的な脚本稼業から離れたことをきっかけに、ハリウッドのマーケットで売ることを意識せず、ただ自分が本当に書きたい物語を思い描いて仕上がったのが本作の脚本だったようで、劇中で描かれる数学の才能を持った少女メアリーの天才ならではの苦悩や葛藤は、自身の姉からインスピレーションを受け、物語に落とし込んでいったのだとか。メアリーの親友である片目の猫フレッドが、フリンの愛猫をモデルにしていることからも、家族を想って執筆に取り組んだフリンの優しい気持ちが作品にあたたかく反映されていることが窺える。

フリンは「私は生まれてからずっと天才のそばにいるが、おかげで楽しむことも大切だと知った。そうでなかったら、彼女は破滅していたかもしれない。」と執筆当時を振り返りながらコメントしている。



(C)2017 Twentieth Century Fox


一方、フリンの脚本に惹かれてメガホンを取ったというマーク・ウェブ監督は「シンプルで温かみがあって、エネルギーを感じさせる内容だった。長い年月、大作に取り組んでいたから、私が映画を好きな理由の根本に返ったような作品、つまり登場人物の心情を深く描いたものを求めていた。そんな時に、この脚本に出会った。今度は、フランクとメアリーの2人と過ごしてみたいと思ったんだ。」と、フリンの手腕によって叔父と姪の微笑ましい関係が丁寧に描かれる物語を大絶賛している。

ハリウッドマーケットで大作を生み出してきたトム・フリンとマーク・ウェブが、売れることを意識するわけでなく、ただ本当に描きたい物語を描いた、ハートウォーミング・ファミリードラマ。見逃すわけにはいかない。

『gifted/ギフテッド』は11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

ストーリー


フロリダの小さな町で生意気ざかりの7歳の姪メアリー、片目の猫フレッドとささやかに暮らしている独身男のフランク。その小さな幸せは、メアリーの天才的な才能が明らかになることで揺らぎ始める。メアリーの特別扱いを頑なに拒むフランクだったが、そこにフランクの母エブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すためにフランクからの引き離しを図ります。フランクには亡き姉から託されたある秘密がありました。メアリーにとっての本当の幸せはどこにあるのか、そして、フランクとメアリーはこのまま離れ離れになってしまうのか・・・?

■公式サイト:http://gifted-movie.jp/ 

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