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2017年12月17日

土屋太鳳、佐藤健からの手紙に涙で言葉をつまらせる。『8年越しの花嫁』舞台挨拶レポート

土屋太鳳、佐藤健からの手紙に涙で言葉をつまらせる。『8年越しの花嫁』舞台挨拶レポート

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の初日舞台挨拶が実施され、佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が登壇した。




©2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会



それぞれの一言


佐藤健
「無事今日という日を迎えられたこと嬉しく思います。1年前くらいに岡山で撮影していて、撮影しているというより、岡山人として生活している、という感じがありました。尚志さんの人生を生きさせていただきました。今日からこの映画はみなさんのものです。この映画を愛してくれたら嬉しいです。」

土屋太鳳
「中原麻衣さんの大切な8年を演じさせていただきました。ちょうど去年の今頃、瀬々監督と佐藤さんが台本を元に何度も話し合っていて、尚志さん、麻衣さんにお会いしたのも今頃でした。今日この作品が封切られて、本当に胸がいっぱいです。みなさんと一緒にこの喜びを噛み締めていきたいなと思います。」

薬師丸ひろ子
「今日は初日にありがとうございます。お二人からお話しがあったように、私にとっても久しぶりの長期のロケで、岡山で暮らしてきて、岡山の空気を存分に吸って、この家族を演じられるようにしました。色々な方に協力して頂いてこの映画が完成致しました。感謝の気持ちでいっぱいです。」

杉本哲太
「僕も岡山ロケに参加しまして、病院での撮影が多かったんですね。病院の方達が休憩するような場所でお弁当を1人で食べていたんですが、途中病院のスタッフの方が入ってこられたんですが、睨まれて、何だろうと思ったら、思いっきり”飲食禁止”の張り紙が貼ってありました。この場をお借りして謝りたいです。」

浜野謙太
「健くんが岡山に引きこもっていたり、太鳳ちゃんからも並々ならぬ気合を感じて、とにかく2人の気合がものすごく出ていて、僕はその2人の気合いに圧倒されました。そんなすごい感動の作品に参加させていただいて、こんなに凄まじい作品がみなさんに可愛がってもらえることを祈っています。」

中村ゆり
「女優として、1人の大人として、痛みだったり、色んな人の人生だったりそういうものを知っていかなきゃなと思っているんですが、本当に自分にとって人生を教えてくれる作品だったなと思います。本当にたくさんの人に見ていただきたいと思っています。」

瀬々敬久監督
「人生の試練はみんなに訪れると思います。本人たちの頑張りもですが、家族だったり周囲の人たちの愛があってこそだと思います。そういう意味ではみなさん共感してくれると思います。2度3度観ていただける作品になっていますので、ぜひ楽しんでください。」

続いて質問コーナー



クリスマスシーズンにぴったりの作品であることから、キャストの理想のクリスマスデートを聞く質問コーナーに。

最初に土屋が「イルミネーションがすごくすごくすごく好きなんですが、クリスマスのイルミネーションは人が多いと思うので、尚志さんと麻衣さんみたいに家でやりたいです。お部屋をイルミネーションもりもりにして、ケーキとか食べたい!2人だともったいないから、ホームパーティにしたいです。」と理想のプランを話すと、佐藤が「パーティだとデートじゃないじゃん!(笑)」とツッコミを入れる部分も。

続いて薬師丸が「何年も前からクリスマスに押し寄せてくるプレッシャーを押しのけてきたので(笑)、クリスマスは茶色いご飯を食べて、無縁でいました。ただ、一つ毎年とびっきり美味しいクリスマスケーキを食べるチャンスがありまして、10日くらい早めにゲットしまして食べます。」、杉本が「理想というか願望なんですが、20際の娘がいるんですが、最近冷たいので(笑)、娘と一緒にクリスマスを過ごしたいです!娘には今度のクリスマスはぜひ家にいていただきたいです。」、とそれぞれ話し笑いを誘った。

さらに浜野が「家で、お母さんが『本当のクリスマスのやり方を教えてあげる。』と言って、部屋を真っ暗にして、ロウソクに火をつけて、レコードをかけて、ラム肉のステーキを食べたんですけど、子供ながらそのステーキが不味くて。(笑)でも、家でキュッとやるのがいいですね。」、中村が「昔からそういうイベントごとが苦手で、改めてオシャレしたりするのが苦手なので、居酒屋でもいいですし、日常の延長線上でいいです。」と、それぞれ普通とは一味違ったクリスマスの過ごし方を挙げた。

最後に佐藤は「設定として、その2人は両思いなんですけど、まだ付き合ってないんですね。2人でテレビを見ていて、ロックフェラー前のクリスマスがすごい、ということを見て、男の人が『いつか一緒に見れたらいいね』と言うんですけど、彼女は海外に行ってしまうんですね。何年後かに男の人が今日イブだし、行ってみようかな、と思ったら、彼女がいる、とかどうですか?」と話し、ストーリー調で理想のクリスマスを語った。

その中で一番魅力的なものを聞かれると瀬々監督は「もっとも素敵なのは佐藤さんですが、僕は浜野さん。岡山駅でナンパして、家でラム肉を食べてください。」と、劇中での役柄に絡めて、浜野を評価した。

そして、初日をお祝いして、特製クリスマスケーキが登場!主人公の2人が積み重ねた年数である”8年”と同じく8段のケーキが積み重なったケーキが登場し、土屋から佐藤へファーストバイトが行われることに。「太鳳ちゃん、大盛りで!」など会場から声が上がると、佐藤さんは「みんなグルだな〜(笑)」と反応したりと会場からは笑いが起こった。実際に食べた後に佐藤は「美味しいです。味を味わうほどの余裕はなかった。初ファーストバイトです。」と感想を述べた。




最後に主演の2人からの挨拶になると、土屋が「この作品はこれから見てくださるみなさんの心の中で育まれ、何十年越しに末長く愛されることと思います。その中で、心が折れそうなとき、大切なものを守るとき、探したいとき、そんな時にこの作品がみなさんの心を温めますように。」と願いをこめて、語った。

佐藤健からのサプライズ手紙


続いて佐藤の番になると、佐藤から土屋へサプライズの手紙があることを明かされた。土屋が驚いた表情を見せると、「とてもお世話になったので、感謝の思いをこめて書きました。」と話し、手紙を読み上げた。

「太鳳へ、初めて共演した際に、当時土屋太鳳で検索してみたりすると、直筆アンケートの長さ、何時間かけて書いたんだ、と思うブログの長さに衝撃を受けました。当時主演していた作品を片っ端から観て、その時ビビッと感じたものは確信に変わっていきました。そんなあなたと4年越しで夫婦役として、共に人生を歩めたこと嬉しく思います。一つだけ心残りがあります。宣伝の時なのですが、君は事あるごとにずっと、『背中を追いかけている、本当に尊敬している方だ、健先輩には本当に感謝している』などど何度も言ってくれて、その度に上手にリアクションが取れずごめんなさい。(笑)本当に感謝したいのは僕なんです。君が僕にそんな風に言ってくれるのは今に始まったことじゃないけど、出会ってから今まで何度も言ってくれて、本当はそんなことなくて。むしろ、君が僕にそんな風に言ってくれた数の分だけ強くなれました。土屋さんにそんなことを言ってもらえる、尊敬してもらえる先輩でいられるように、自分を奮い立たせました。そして現場であなたが僕に向けてくれたそのエネルギーは僕のガソリンであり、もはや役作りの全てでした。もし、健先輩の尚志が素敵なんだとしたら、それは麻衣が太鳳だったからです。麻衣さんが太鳳だったから、尚志さんとして麻衣への思いは本当なんだと信じられました。あとは立っているだけで、その芝居は真実なんだと、間違いじゃないんだと思っていました。こんな僕を信じてくれてありがとう。だから、僕にかけてくれた言葉の分だけ自分を褒めてあげてください。命というものに本気で向き合うことのできる唯一無二の女優さん。これが、この作品を終えた今、僕があなたに抱く印象です。僕の宝物です。たくさんの方に愛して頂くことを願って。」

その手紙を聞いて、土屋は「ありがとうございます。ずっと背中を追いかけてきて、本当に去年はすごく色々な作品をやっていて、気持ちが追いつかず、辛い部分もあったのですが、この『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で、素敵な物語で、健先輩と作品を作ることができる、ということを励みに頑張ってきた部分もありました。健先輩とこの作品をできてよかったです。」と、涙で言葉をつまらせつつ語った。

そして佐藤が最後に「この作品、今後とも末長くよろしくお願いします。」と思いを込め語り、会場は温かな空気に包まれたままイベントは幕を閉じた。

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