セクハラへの抗議、ゴールデングローブ賞授賞式は黒衣装一色!
© HFPA, Golden Globe Awards
1月7日(日)(日本時間8日)にアメリカ ロサンゼルスにて「第75回ゴールデン・グローブ賞 授賞式」が開催され、受賞結果が発表された。
『スリー・ビルボード』が最多受賞!
(C)2017 Twentieth Century Fox
映画部門では、何者かに娘を殺害された母親が、犯人が逮捕されないことに業を煮やし、町外れに巨大な広告看板を設置したことから巻き起こる人間ドラマを描く『スリー・ビルボード』が作品賞(ドラマ部門)、主演女優賞(ドラマ部門)、助演男優賞、脚本賞の4部門を受賞。
冷戦下のアメリカを舞台に、政府の極秘研究所で清掃員として働く女性と、そこに運び込まれた不思議な生き物との交流を描く『シェイプ・オブ・ウォーター』が監督賞(ギレルモ・デル・トロ監督)を受賞した。
セクハラや性差別撲滅を訴え、俳優たちが黒いドレスや衣装を着用
© HFPA, Golden Globe Awards
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダルをきっかけに広がったハリウッド業界のセクハラ問題に対し、セクハラ反対・性差別撲滅を訴える俳優たちがそろって黒いドレスや衣装を着用して授賞式に出席。
普段の華やかなゴールデン・グローブ賞とは一風変わった印象の授賞式となった。
映画業界に潜むセクハラ問題や不平等に終止符を打とうという想いをこめた、「TIME’S UP」という運動も広がっており、女性俳優だけではなく、多数の男性俳優もこのメッセージが書かれたピンバッチを着用して授賞式に出席した。
© HFPA, Golden Globe Awards
アフリカ系アメリカ人女性として初めてセシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「Me Too」「TIME’S UP」のキーワードを使って、女性の人権平等を訴える力強いスピーチを行い、会場ではスタンディングオベーションが巻き起こり、感動の拍手に包まれた。
1月13日(土)に字幕版を放送!
「第75回ゴールデン・グローブ賞 授賞式」は、海外ドラマ専門チャンネル AXNが、日本独占生中継で放送を行った。AXNでは2018年1月13日(土)に字幕版を放送予定。
http://axn.co.jp
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