あなたはどれを観る?若々しい感性がキラリと光る新人監督デビュー作、続々公開!
この夏、ドラマ畑で活躍した実力を備えた演出家、初めて監督業に挑戦する個性派俳優、世界中の映画祭で評価された新鋭など、新人監督たちが満を持して続々とデビュー作を発表。奇しくも、7月5日(金)同日公開となる、3作品をピックアップして紹介する。
『いちごの唄』
まず一作目に紹介するのは、銀杏 BOYZ・峯田和伸の楽曲も話題の『いちごの唄』。長編映画初メガホンを取ったのは、ドラマ「泣くな、はらちゃん」「ど根性ガエル」などを手がけたテレビドラマ演出家の菅原伸太郎。
冷凍食品の製造工場で働くコウタは不器用だが優しい心を持つ青年。たったひとりの親友・伸二は、中学生の頃2人が“天の川の女神”と崇めていたクラスメイトの千日を交通事故から守り亡くなってしまう。10年後の七夕、伸二の命日に偶然再会したコウタと千日は、それから毎年、七夕の日にだけ会うようになるが...。あなたもいつか経験した最高の友情と、切ない恋の想い出が、豪華なキャスト・スタッフによってキラキラと輝く青春映画になっている。
公開情報
監督:菅原伸太郎
出演:古舘佑太郎、石橋静河 ほか
配給:ファントム・フィルム
7/5(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
©︎2019「いちごの唄」製作委員会
『Girl/ガール』
二作目に紹介するのは、ベルギーの新鋭、ルーカス・ドン監督による長編デビュー作、『Girl/ガール』。本作はカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)ほか3冠を受賞、アカデミー賞外国語映画賞〈ベルギー代表〉選出、ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙を成し遂げた。
バレリーナを目指すトランジェンダーの少女ララは、夢の実現のための血のにじむような努力を重ねていくが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化による焦燥感、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく。そんなララの姿をエモーショナルな映像で繊細に描き、評論家・観客からは“ニュー・ドラン(第2のグザヴィエ・ドラン)” とも称された新たな才能に注目だ!
公開情報
監督・脚本:ルーカス・ドン
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ ほか
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
7/5(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
©︎Menuet 2018
『ワイルドライフ』
そして三作目は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『プリズナーズ』などで知られる俳優ポール・ダノの初監督作、 『ワイルドライフ』。1960年代、カナダの国境に近いモンタナ州の田舎町で暮らす14歳のジョーは、、ゴルフ場で 働く父ジェリーと、家庭を守る母ジャネットの1人息子。新天地での生活がようやく軌道に乗り始めた矢先、父ジェリーが職場を解雇されてしまう。
独特のナイーブな演技でポール・トーマス・アンダーソン監督、ドゥニ・ヴィ ルヌーヴ監督といった鬼才と次々とコラボレーションしてきたポール・ダノ。長回し撮影を多用しながら、幸せだった家族がバラバラになっていく様を見事に映しだした本作はサンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭で絶賛された。 カリスマ俳優の初監督作品に乞うご期待。
公開情報
監督:ポール・ダノ
出演:キャリー・マリガン、ジェイク・ギレンホール、エド・オクセンボールド ほか 配給:キノフィルムズ
7/5(金)YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
©︎2018 WILDLIFE 2016,LLC.
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