インタビュー
劇場版『仮面ライダージオウ』『騎士竜戦隊リュウソウジャー』完成報告イベントレポート
劇場版『仮面ライダージオウ』『騎士竜戦隊リュウソウジャー』完成報告イベントレポート
「リュウソウジャー」チームが時空を超えて行きたい時代は?
イベント終盤には、両作品が共に時空を超えて別の時代に行くストーリーであることにちなんで、「時空を超えて行ってみたい時代」というお題に、キャストが直筆のフリップを使って答えるコーナーも設けられた。
「リュウソウジャー」チームでは、一ノ瀬さんが大学の入学手続きを忘れて1年余計に浪人することになった自分に注意するために「2年前」に戻りたいと答えた。
綱さんは、すべての始まりの時に行って宇宙を感じたいので「ビッグバン」の瞬間に行きたいと回答するも、奥野さんから「死ぬよ?」と、宇宙すら存在しない時に行ったら生きていられないのはないか、というもっともなツッコミが入ってアタフタ。「英知の騎士だから頭良さそうなこと書いた方がいいかと思って…」と弁解していた。
尾碕さんは、好きなときに食べて好きなときに寝て、という自由な生活がしてみたいという理由から「縄文時代」という、サバサバとして大食漢でもあるアスナのキャラクターどおりの回答で会場をほっこりとさせる。
歴史が好きで、歴史ある建物にも興味があるという小原さんは「奈良時代(トワなら戦国時代)」と回答。「昔の人が長い年月を掛けて、どうやって奈良の大仏を作ったのか自分の目で見てみたい」と説明し、戦国時代に関しては「自分の演じるトワは戦いが好きなキャラクターなので、戦国時代に行ってトワ将軍とバンバ将軍で天下を取りたいと思うはず」と、自分の演じているキャラクターの気持ちまでも想像して語った。
岸田さんは「1992年」、金城さんは「平成8年」と、共に現在に近いものの別々の年を書いていたが、声を合わせて「生まれた年!」と回答。岸田さんはまさに自分が生まれた瞬間をみたいと説明し、金城さんは自分が生まれた年にどんな事が起こったのか自分の目でみてみたいので、その年1年を過ごしてみたいと説明した。
他のメンバーが過去を書いているなか、兵頭さんは「100年後」と未来へ行きたいと解答。「今でも科学の進歩はすごいですが、100年後だったら車が空を飛んでいるのかなとか、ロボットが普通に歩いていたりするのかなとか、とても興味があります」と、科学の進歩への興味を語りつつ「100年後は多分、自分は生きていないと思う。そんな自分の居ない世界がどんな感じなのかも見てみたい」と説明した。
今回の映画のゲストである北原さんは「恐竜がいた時代!…も行きたいけど、新選組に会いたい」と挙げ、「恐竜がいた時代は大人への忖度…映画の宣伝の意味を込めて」と、答えて会場の笑いを誘いつつ、以前「沖田総司」を演じたことから新撰組に興味を持ったということで「本当は新撰組に会いに幕末の日本に行ってみたい」と打ち明けた。
「ジオウ」チームが時空を超えて行きたい時代は?
一方「ジオウ」チームでは、奥野さんは今回の「リュウソウジャー」の映画を意識したかのような「白亜紀」と書かれたフリップを挙げ「恐竜見てみたいです。『リュウソウジャー』の映画に乱入したかった」と回答。
押田さんは、渡邊さんに紹介されてハマっている漫画の舞台が昭和ということで「昭和」を挙げ、「携帯の無い時代の駅の掲示板を使って女の子と待ち合わせをしてみたい」と、お父さんお母さん世代が思わず懐かしくなってしまうような回答で会場を盛り上げた。
渡邊さんは「小学生」と、ひとりだけ時代ではない答えを書いた理由を「小学生の頃って何をしても面白かった。もし、その頃に戻れるならという意味で“小学生”“と書きました」と説明し、「今、小学生の人たちはホントに今楽しんだほうがイイからね!」と、小学生のファンに向けてアドバイスを送った。
今回の映画で着物姿を披露している大幡さんは「今度は平安時代に行って、十二単を着てみたいなと思って書きました」と、女の子らしい憧れを語った。
戦国武将を演じた前野さんは「2200年」と遥か未来を書いた理由を「過去はどの時代に行っても過酷そう。僕なんかすぐ死んじゃう。戦国時代なんてヤバイ!未来の方が希望が持てるし、いいオーマジオウだったら戦争とかも無くなっているかもしれない」と、ジオウのストーリーにも絡めて未来への希望を語った。
一方、その家臣の忍者という役どころを演じた若林さんは、ずばり「戦国時代」を挙げ、「今回、牛三という役を頂いて自分なりに忍者について調べて凄く興味を持った。戦国時代に行けたなら忍者の生活や忍術について直接教えてもらいたい」と、撮影が終わっても忍者への興味は尽きない様子だった。
科学者という役どころを演じたクリスさんは「2119年」と、奇しくも『リュウソウジャー』チームの兵頭さんと同じ100年後を挙げ、その理由を「小さい頃からSF少年だったので、AIと人間は共存できているのかなど未来が気になる。100年ぐらい行けば相当進歩していると思うので、もしかしたら『仮面ライダー』に出てくるような技術が現実のものになっているかもしれない」と、目を輝かせながら100年後の未来への夢を語った。
斉藤さんは、「2012年の暮」と現在に近く具体的な年代を書いた理由を「放送自体は2013年でしたが『キョウリュウジャー』の撮影が始まったのはこの時期なんです。そのエンディングダンスをパパイヤさんに振り付けしていただいたのに全然現場に来て振り付けを教えてくれなかったので、もっとちょっと現場に来て教えて頂きたいなあという意味で書かせて頂きました」と、その理由を明かした。
さらに具体的に「2019年5月7日」と書いたパパイヤ鈴木さんは、「映画の試写を観て、すごくよかったんですよ。感動して。でも、あれちょっと待てよ。僕やDA PUMPなど踊りのプロが出ているのに、踊ってないぞと気づいた」と話し、クランクイン当日に戻って「ちょっと踊っとこうよ」と言いたいと、今回の映画で唯一の心残りを明かして会場の笑いを誘った。
魂込めた自信作を劇場で楽しんで夏休みの思い出に!
最後にキャストを代表して一ノ瀬さん、奥野さんがそれぞれ挨拶。
一ノ瀬さんは「僕たちが全身全霊で作り上げた自信作です。ぜひ劇場に足を運んで僕たちと一緒に6500万年前にタイムスリップして、素晴らしい夏休みの思い出にしてください!」と、自信作をアピール。
最後に、奥野さんが「今回の映画が本当にジオウの集大成という事で、キャスト・スタッフ全員が魂込めて撮影した作品。自信を持っておすすめできる作品になっていますので、ぜひ劇場に足をお運びください!」と、自信にあふれるコメントでイベントを締めくくった。
『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャーTHE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』は7月26日(金)より全国ロードショー。
(写真・取材・文:いぢま)
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