特撮大好きオジさんが震えた!?企画展『スーパー戦隊レジェンドヒストリー』を徹底解説!
1975年にスタートした『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まり、40年以上の長きにわたり現在まで続く特撮テレビドラマシリーズ『スーパー戦隊シリーズ』。世代を超えて多くの人に愛され続ける同シリーズは、現在放送中の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』で第43作を数えます。そんな『スーパー戦隊』の貴重な展示が見られる企画展が、2019年12月13日(金)より開催。
今回はマスコミ向け内覧会ということで、『仮面ライダー』だけでなく『スーパー戦隊』も大好きな不肖“仮面ライダー大好きオジさん”こと私、いぢま。も一足早く拝見させて頂きましたので、その見どころと魅力をお伝えしたいと思います。
今回も大好きが溢れる“大きなお友達”目線でレポートしていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
伝説はここから始まった
展示エリアの入り口では記念すべきシリーズ第1作目の『秘密戦隊ゴレンジャー』5人の立像が出迎えてくれます。
本物です。本物を目の前で細部までじっくりと見ることができるんです。子供の頃にリアタイしていた特撮大好きオジさんの私はこの時点でテンションぶち上げでございます。
そのまま順路に従って展示エリアに入っていくと、壁面にはゴレンジャーを世に送り出した元東映プロデューサーの吉川進さん、脚本家の上原正三さんのコメントパネルが掲げられています。
ゴレンジャーに込められた思いや裏話まで語られたコメントはじっくり読んで欲しいところ。
そして、その傍らには今回の企画展の目玉のひとつである『秘密戦隊ゴレンジャー』の原案企画書も展示されています。いきなりの目玉展示に「もう見せるのかよ!」と驚きつつ、当時の空気感が伝わる貴重な展示に思わず手を合わせて拝んでしまいました。
言ってしまえば、昭和の一企業の企画書なのですが、我々にとっては博物館に展示されている歴史的に貴重な発掘された文献のような神々しさがあります。
ここからすべてが始まったのです。そう思うとちょっと鳥肌が立ってしまいました。
ロボも武器もすべてが本物
その先へ進むと、ゴレンジャーの必殺兵器『ゴレンジャーハリケーン』の展示や、壁面に各作品の解説や放送当時の流行語や出来事などをまとめたパネルが並びます。
こちらのパネル、かっこいい特写にも注目なのですが、今回の企画展のために全作品新たに書き下ろされた解説文がとても秀逸。是非じっくり読んで頂きたい。というより、絶対読んでしまう(笑)。
そして、展示エリアの要所要所にそそり立つ『超新星フラッシュマン』の『フラッシュキング』をはじめとしたロボにもテンション上がること間違いなし!
本物をこんな至近距離で、こんな細部までじっくり観察できちゃっていいんですか?というぐらいに間近に見ることができます。だからと言って触るのはNGですよ!それは絶対だめ!スーパー戦隊を愛するものならもちろん分かってますよね。
さらに歩みを進めていくと、展示ケースの中には各戦隊の武器や変身アイテムなどが並びます。
しつこいようですが、これも本物です。
子供向けのおもちゃとは違う本物のスケール、アクション用の武器の素材感、アップ用の精細で美しい造形、もう堪りません。
撮影は禁止なので、しっかりとその眼に、記憶に、焼き付けてください。
その他に、シリーズ全作品の最終話のシナリオ台本も展示されているのですが、初期の作品は東映さんにも現存していなかったりして、今回、いくつかは元東映プロデューサー・吉川さんのご好意でご自宅に保管されていたご本人用の台本を展示させて頂いているとのことです。
重要有形文化財級の超貴重な展示です。手書きの『吉川』の文字を見て震えました。
歴代レッドと記念撮影も!
そして、展示スペースを奥まで進むと圧巻の光景が広がります。
歴代レッドと現在放送中の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の面々が勢ぞろいしているのです。
何度もいいますが、こちらのスーツも本物です。
基本的には状態の良い物をご用意頂いていて、修理や不足しているものは新造したりはしていますが、本物なので撮影で付いた汚れや傷が残るものもあって、オジさん、新品展示より興奮しました。
そして、しかも、なんと、入り口のゴレンジャーの方々と、こちらのレッドたちの立像は撮影OKなんです!
推しのレッドと一緒に記念撮影できますよ!
更にこちらの立像の向かい側壁面にはスーパー戦隊の年表とテレビモニタが設置されていて、モニタには歴代スーパー戦隊のオープニング映像がエンドレスで流れ続けているんです。
自分の好きな戦隊のオープニングテーマが流れるとテンション上がって思わず一緒に口ずさんでしまうこと間違い無しです。
多分、このエリアだけでもかなりの時間滞在しちゃいます。
そのためにこのエリアだけかなりの広さを確保してあるんですね。流石東映さん、分かってらっしゃいますね(笑)。
1日中観られるスペシャルな映像上映
展示エリアの他にも『スーパー戦隊レジェンドシアター』と銘打たれた映像展示エリアも用意されています。
こちらのシアターでは『Aプログラム/全てはここから!第1話セレクション』『Bプログラム/感動のラスト!最終話セレクション』『Cプログラム/ベストセレクション〜昭和編〜』『Dプログラム/ベストセレクション〜平成編〜』『Eプログラム/新たなる戦士登場編&珠玉のエピソードセレクション』を日替わりで上映。各プログラムでは厳選された12話づつを朝から上映しますので、訪れた日にちや時間によって観られるエピソードが異なります。
つまり、全エピソードをコンプするためには何回も足を運んで朝から夕方まで観続ける必要があるわけですが、飽きない、寧ろ毎日来て全部観たい。TTFC(東映特撮ファンクラブ)などのネット配信で見ることもできますが、この会場で見ることに意味があると思うのですよ。
上映スケジュールや上映エピソードにつきましては『放送ライブラリー』のイベント案内サイトからご確認いただけますので、是非チェックしてみてください。
『スーパー戦隊 レジェンドヒストリー ~ゴレンジャーからリュウソウジャー、そして未来へ~ - イベント案内』
スペシャルイベントも開催予定
その他に、来年1月18日(土)には『ルパンレッドとパトレン1号がやってくる!』握手&撮影会、1月25日(土)には『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーレッド/巽マトイ役・西岡竜一朗さんと日笠淳プロデューサーによるトークショー、2月1日(土)には『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオレッド/獅子走役・金子昇さんと日笠淳プロデューサーのトークショーといったスペシャルイベントも予定されています。
ただし、撮影会は先着50組、トークイベントは事前申し込みによる抽選200名様となりますのでご注意ください。イベントの開催時間や応募方法など、詳細は東映さんのイベント詳細サイトでご確認を。
『企画展 スーパー戦隊 レジェンドヒストリー ~ゴレンジャーからリュウソウジャー、そして未来へ~ | 東映[イベント]』
いつでも何度でも行ける
今回マスコミ向け内覧会でお邪魔した企画展『スーパー戦隊レジェンドヒストリー』。1日中居ても全然飽きない貴重な展示の数々に、何回も行きたくなるスペシャルな映像にスペシャルイベント、それがなんと!入場無料なんです!
今回、スーパー戦隊単独としては初の企画展を記念して、ファンの皆さんへの感謝を込めてとのこと。いやいや、こちらが感謝ですよ。ファンにとってこんなにうれしいことはありません。
行けるものなら毎日でも行きたいです。1日中居たいです。そんなことも実現可能なスペシャルサービスですよ、これは!
会場の『放送ライブラリー』は『横浜高速鉄道みなとみらい線日本大通り駅』直結という好アクセスですし、企画展の開催期間は12月13日(金)〜2020年2月16日(日)となっていますので、お近くの方はいつでも何度でも、遠方の方は冬休みや有給休暇などを利用して足を運んでみると良いと思います。
ただし、年末年始など『放送ライブラリー』自体の休館日がありますので事前のご確認をお忘れなく!
(撮影・取材・文:いぢま。)
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