■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

特撮作品に欠かせない武器の数々。特に花形の武器なのが、やはり剣と銃。

この武器なしでは今の特撮のアクションは考えられません。

現在放送中の『仮面ライダーゼロワン』や『魔進戦隊キラメイジャー』にも、もちろん登場して活躍しています。

そして作品に出てくるこれらの武器は必ずと言っていいほどおもちゃになっており、なりきってごっこ遊びをするには必要不可欠のアイテム。何十年も前からいつの世も子供達の手には剣や銃が握られています。

持った瞬間に強くなった錯覚に陥り、周りの見える景色が想像力によって一変し、構えるだけで主人公の気分になれる代物です。

剣と銃以外の武器も特撮作品で当然活躍していまして、その中でも個人的に魅かれてしまう武器は「弓」だったりします。

飛び道具としては銃があるので用途が被ってしまうんですが、弓ならではの構えに昔からシビれやすく、矢が放たれるときの効果音も含めて好きな武器のひとつです。

では今回、東映特撮にどんな弓があったかをまとめてみたいと思います。

仮面ライダーの作中で出てきた弓系の武器をざっと挙げますと、

『仮面ライダーゼロワン』滅/アタッシュアロー
『仮面ライダージオウ』ゲイツ/ジカンザックス
『仮面ライダービルド』ビルド 海賊レッシャーフォーム/カイゾクハッシャー
『仮面ライダーエグゼイド』レーザー　ガシャコンスパロー
『仮面ライダー鎧武』鎧武/ソニックアロー
『仮面ライダー電王』ゼロノス/ゼロガッシャー
『仮面ライダー剣』カリス/カリスアロー
『仮面ライダークウガ』クウガ ペガサスフォーム/ペガサスボウガン

コンパクトでボウガンタイプが多いといった印象でしょうか。
この中だと、カリスアローが大きさ的にも弓感があって一番好きです。

余談ですが、『仮面ライダーW』の漫画『風都探偵』を加えていいのなら、作中に出てくるファングトリガーの弓がライダーの中では一番弓弓してるかと思います。

次にスーパー戦隊ですが、戦隊作品だとライダー作品よりももっと弓が活躍しています。

なんてったって一作目の『秘密戦隊ゴレンジャー』のアオレンジャーが、ブルーチェリーという正真正銘の弓で戦ってます。

そして『超電子バイオマン』イエローフォーのバイオアロー、『超獣戦隊ライブマン』ブルードルフィンのドルフィンアローも弓が大きくて迫力があります。

その他に、

『高速戦隊ターボレンジャー』イエローターボ/Bボウガン
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』プテラレンジャー/プテラアロー
『忍者戦隊カクレンジャー』ニンジャブラック・ブラックボウ
『激走戦隊カーレンジャー』ピンクレーサー/バンパーボウ
『星獣戦隊ギンガマン』ギンガピンク/キバアロー
『百獣戦隊ガオレンジャー』ガオレッド/ファルコンサモナー
『魔法戦隊マジレンジャー』マジイエロー/マジスティックボウガン
『侍戦隊シンケンジャー』シンケンブルー/ウォーターアロー
『天装戦隊ゴセイジャー』ゴセイブルー/シーイックボウガン
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』ニンニンジャー/カラクリヘンゲン
『宇宙戦隊キュウレンジャー』テンビンゴールド/キュークロスボウ
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』ルパンレンジャー/マジックダイヤルファイター

現在に近づくにつれて小型化、そしてボウガン化していってます。

きっと安全性などを考えると弓はおもちゃにしにくいことなどが理由のような気がします。

そんな中、「シンケンジャー」でまた、サイズの大きい弓が活躍しました。そのときに「やっぱり大きいのが好きなんだ」と再確認したのを覚えています。

ファンをときめかせてくれる武器の数々。

皆さんの好きな武器はなんですか？

ぜひ教えて下さいませ。

最近見なくなってしまった必殺巨大バズーカ、あれもめっちゃ好きなんだよなぁ。

（文：篠宮暁）

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