あなたに役立つ映画・ドラマのプラスαがあるメディア「シネマズプラス」

©cinemas PLUS Committee. All Right Reserved.

2020-11-25

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の魅力:こんなん泣かんの無理やん!?

突然ですが、皆さんは映画を観て泣きすぎて映画館の階段から落ちたことはありますか?

私はあります。『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品で。


「愛してる」を知りたい少女の成長物語

“愛してる”を知りたいのです

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズは、感情を知らなかった1人のヴァイオレットが心から慕う人にもらった「愛してる」という言葉の意味を探していく物語です。彼女が「愛してる」の意味を知るために選んだのは、手紙を代筆する仕事“自動手記人形(ドール)”。感情を知らない彼女にとって人の気持ちをくみ取る力が必要なこの仕事は、誰から見ても無謀な挑戦でした。しかし彼女は、「愛してる」の意味を知りたい一心で手紙の代筆に向き合います。そんなヴァイオレットが成長していく姿に筆者は、号泣に次ぐ号泣。鼻づまりのせいで睡眠にも支障が出るほど。

また映像の美しさに、何度も息をのみました。現実にあると錯覚してしまいそうになるほど作り込まれた世界観。キャラクターの細やかな心情までありありと伝わってくる作画。本作を制作するアニメーションスタジオ「京都アニメーション」の集大成と言っても過言ではない映像からは、制作陣の作品に対する「愛してる」が聞こえてくるようでした。その制作陣の熱量にもグッときて、目頭が熱くなるのです。

そんな感動作の劇場版の上映が始まったのは、2020年9月18日。劇場版でも映像の美しさはもちろんのこと、テレビアニメで視聴者の水分をかっさらったある話と連動したストーリーに、公開初日にはSNSで「開始3分で泣いた」「マスクの替えが必須」などの声があがり、話題となりました。


劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンは初見でも大丈夫

テレビアニメと劇場版で人々の涙を誘いに誘ったある話とは、テレビアニメの10話です。

ヴァイオレットはある母親から、娘が誕生日を迎えるたびに届く手紙を50年間分、計50通代筆する仕事を引き受けることに。今回の劇場版では、この手紙を受け取り続けてきた娘が母、祖母となり、生涯を終えた所から始まります。

この始まり方だと「テレビアニメファンのための作品でしょ?」「初見では分からないのでは?」と思われるかもしれません。ご安心ください。テレビアニメのシーンが劇場版にも使われているので、初めてのヴァイオレット・エヴァーガーデンでも話の大筋はすんなり理解できると思います。

あとはストーリーと圧倒的な映像美と臨場感あふれる音の世界に身を任せるだけ。気付いたときにはきっと、マスクはぐっしょり。ハンカチはびしょびしょ。劇場を出る時には鼻が詰まって呼吸もしんどい状況になっているでしょう。



テレビシリーズはNetflixで配信中。
あなたは予習派?それとも復習派?

劇場版につながる部分は、テレビアニメを復習できる構成が組まれているので初見でも大丈夫だとお伝えしました。とはいえやはり、ところどころ「この人は誰?」「どういう関係?」という部分が出てくると思います。なによりヴァイオレットは劇場版で、街を代表する売れっ子ドールとなっています。この記事を読んで彼女がどう成長するのか期待していた方にとっては、意表をつかれる内容かもしれません。

ただ感情を知らなかった彼女が、他人の気持ちを言葉にするなんて到底向いているとは思えなかった仕事で、どうして人々の心に響く手紙を残せているのか。映画を観たらきっと、その理由を知りたくなるでしょう。

その理由は、Netflixで配信中のテレビシリーズで確かめることができます。劇場版で気になったところの理解を深めるためにテレビシリーズを視聴する、という見方もおすすめです。ちなみにすでにテレビシリーズを何度も見てきた筆者ですが、今回の劇場版を観たあとも全13話を3周は繰り返し視聴して復習をしています。おかげで仕事が進まない。ヴァイオレットは仕事に真摯に向き合っているというのに……。

しかもNetflixでは、BD/DVD第4巻に収録されたExtra Episodeと2019年に劇場上映された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』も配信中です。劇場版までのシリーズ全作品を復習できますし、時間がある人は予習を済ませてから劇場へ足を運ぶ、なんてこともできます。ちなみに私はNetflixの回しものではありません。この記事を読まなくてもいいから作品を観てほしいと願う、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のいちファンです。


観にいこうかな…と思うならちょっと急いで!

と、ここまで『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観て!と書いてきたわけですが……。本作の公開が始まって2カ月。上映劇場が減ってきています。もし少しでも興味のある方は、少し急ぎ目で劇場まで足を運んでみてください。

また今は、日本の新作劇場用アニメーション初のDolby Cinema™版上映も始まっています。ただでさえうっとりするヴァイオレット・エヴァーガーデンの映像世界にさらに没入できるので、ぜひこちらも体感してみては?

とにかく、本当に泣けます。泣きすぎて体力奪われる系の映画です。感動する、泣ける映画をお求めの方はぜひ、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観に劇場へ行きませんか? 

(文:クリス)
全ての画像を見る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会