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2021年01月19日

短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』公募監督が決定!

短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』公募監督が決定!



12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(ディボック-トゥエルブ)より、一般公募により選ばれた3名の監督が発表された。

本プロジェクトの中核となって映画制作を牽引していく3人の監督は、『新聞記者』(19年)の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』(18年)の上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』(17年)の三島有紀子監督。

藤井監督チームに加わることとなったのは、長編映画2作目『あの群青の向こうへ』で第15回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内コンペティション長編部門出品の他、数々のMVやCMなども手掛けている廣賢一郎(ひろけんいちろう)監督。藤井監督は「今生きている社会への疑問や、愛についての考察に無二の個性を感じました」と廣監督を高く評価しており、今現在も歯学部に在籍している異色の経歴を持つ廣監督が一体どんな作品を手掛けるのか注目だ。

上田監督チームに参加するのは、早稲田大学映画研究会に所属する現役大学生のエバンズ未夜子(えばんずみやこ) 監督。「どんな映画になるのか想像がつかない。それが彼女を選んだ一番の理由でした」と底しれぬ魅力を感じたと上田監督も語っており、12人の監督の中で最年少となるエバンズ 未夜子監督が作り出す、未知なる世界観に期待が高まる。

そして、三島監督チームへの参加が決まったのは、卒業制作「それからの子供」がぴあフィルムフェスティバル等に入選し、根岸吉太郎監督、沖田修一監督、西川美和監督等の作品に演出部として参加した経歴を持つ加藤拓人(かとうたくと)監督。三島監督は「加藤さんがコロナ禍の社会をどう見ているのかという視点が明確でした」と本プロジェクトとのリンクを高く評価しており、加藤監督がコロナ禍となった現代社会をどう映像にするのか必見だ。

本作は、2021年に全国公開される。

コメント

“成長への気づき”藤井道人監督チーム 廣賢一郎 監督

このような機会を頂けたことに感謝をしています。こんな混迷な時代だからこそ、私はただ自分に出来る事を精一杯続けようと思います。今回、田村隆一「帰途」という詩から着想を得た物語を紡ぐ予定です。頑張ります!


“感触”上田慎一郎監督チーム エバンズ未夜子 監督 

この度「感触」というテーマでこの企画に参加させて頂きます。対面での関わりが制限された中、人と触れ合いぬくもりを感じる機会が減りました。しかし、私たちは様々な媒体を通して互いに心で触れ合うことができます。その1つが映画だと思います。変わりゆく時代に動揺する私たちの、閉ざしてしまった心を換気する様な映画をお届けしたいです。


“共有”三島有紀子監督チーム 加藤拓人 監督 コメント

まるでフィクションのような現実の中、かつて映画に救われた瞬間があった事を忘れていた気がします。
いま作られるべき映画とは何か、そして共有できる事は何か。
この機会を与えてくれた全ての人に感謝し、その答えを見つけていきたいと思います。

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