特撮向上委員会

SPECIAL

2021年01月24日

『仮面ライダークウガ』のYouTube配信をより楽しむ方法を紹介

『仮面ライダークウガ』のYouTube配信をより楽しむ方法を紹介

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

昨年、2020年に放送開始20周年を迎えた『仮面ライダークウガ』。

「クウガ」以前は仮面ライダーの歴史がしばらく途切れていましたが、「クウガ」が平成ライダーの礎を築いてくれたおかげで

現在放送中の『仮面ライダーセイバー』まで途切れることなく続いて、もう21年。

今までになかった、誰も見たことのない特撮ドラマを作るというスタッフさんの圧倒的熱量が映像から溢れているのを感じることができます。そして、時間が経てば経つほど、そして平成ライダーが大きくなればなるほど、独特の生々しさや、この作品ならではの空気感が際立つ、日本特撮全体から見ても稀有で革命的だった作品、それが『仮面ライダークウガ』なのです。

そんな「クウガ」は2020年の9月から、毎週土曜の21時に2話ずつ、「東映特撮YouTube」にて生配信されるようになりました。

じっくり一人で没頭して楽しむ「クウガ」も最高なんですが、次々と書き込まれていくコメント欄の感想を読みながら、みんなで同じ時間に見る「クウガ」は、これまでとはまた違った楽しさがあり、自分の感想と他人の感想を簡単に照らし合わせることができる所が、なんといっても魅力です。

この時代、ありがたいことに動画配信サイトでいくらでも見ることができるんですが、やはり同じ時間にたくさんの人と共通のもの見て共通の体験をするということに、ただ動画を見るだけでは得られないエンターテイメント性があり、これがこの先さらに広がっていってくれたらいいなと願うばかりです。

生配信中はTwitterの方でも様々な実況が行われ、こちらもコメント欄同様に楽しいんですが、「クウガ」のチーフプロデューサーを務められていた高寺成紀さんのTwitterは、「クウガ」ファンなら絶対にチェックが外せません。

当時の貴重な話だったり、撮影の裏側だったり、その撮影したシーンに至るまでのプロセスをツイートされてらっしゃいます。それが今まで聞いたことのないようなものだったり、現場にいた人しか知り得ないことだらけで、特撮雑誌や書籍には載っていなかったその情報の数々は、「クウガ」の面白さをさらに多面的にしてくれています。

そしてこの高寺さんのTwitterと合わせてオススメしたいのが、「クウガ」では当初チーフ助監督でしたが作品への愛と献身的な現場での姿勢により、17話で念願の監督デビューをされた鈴村展弘監督のTwitter。

高寺さんのプロデューサーの立場からのツイートとはまた違った角度でツイートをされています。鈴村監督なしでは現場が回らなかったと言われているほど、「クウガ」の現場の隅から隅まで把握されていた監督のツイートは、より立体的に当時の現場の様子を伝えてくれます。

撮影方法の解説はお金をとってもいいほどの内容ですし、鈴村監督が師匠と仰ぐ石田秀範監督とのエピソードには思わず頬が緩んでしまいます。

まだ数回残っている生配信、是非Twitterも駆使して「クウガ」を楽しみましょう。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】

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第188回:2020年の特撮コラムを振り返り!ぜひ読んでもらいたい厳選10本
第187回:丑年にちなんで牛モチーフのヒーローを振り返る


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