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「バイプレイヤーズ」ドラマシリーズの魅力とは?|縁の下の力持ちにスポットを当て大好評で映画化も!

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松重豊、遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研などいわゆる「名脇役=バイプレイヤー」として有名な俳優陣にスポットを当てたドラマ「バイプレイヤーズ」。

2017年放送の第1シリーズ「バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」をはじめ、第2シリーズ「バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜」(2018年)も大好評。2021年2月現在、第3シリーズ「バイプレイヤーズ 〜名脇役の森の100日間〜」が放送中だ。

ドラマシリーズの評判から、2021年4月には映画化も決定。普段は脇役として作品を支えることの多い彼らが主人公になる今シリーズ、ぜひ映画公開に向けて全シリーズをおさらいしておきたい。

第1シリーズ:中年6人がシェアハウス暮らし!?



松重豊、遠藤憲一、田口トモロヲ、光石研をはじめ、大杉漣や寺島進をくわえた6人のバイプレイヤーズがシェアハウスで共同生活を始める第1シリーズ。このバイプレイヤーズの特徴として、本人が本人役を演じる点が興味深い。毎話の終わりに繰り広げられる「バイプレトーク」も、楽屋にお邪魔している感覚があって見ていて飽きないのだ。

コメディかと思いきや、随所で垣間見える「役者魂」に思わず涙腺が熱くなる展開も見逃せない。1話の終わりで語られる、大杉漣から各俳優に対して語られる感謝の言葉がその筆頭だ。第1シリーズが放送されたのは2017年。この頃はまだ大杉漣という俳優が現役で活躍していたのだと思うと、言葉にできない思いが生まれる。

第5話「バイプレイヤーズと撮影中止」において、松重豊と野村周平が語り合う演技論も見どころ。誠実さのない現場に対し、どうやって気持ちを持っていけばいいのか相談するところから展開される、ふたりの「演技に対する思い」は、果たして役ゆえの台詞にすぎないのか、それとも本音なのか……?

バイプレイヤーズの面白いところは、ここなのだ。本人が本人の役を演じるからこそ「役で言っているのか?それとも本人の気持ちなのか?」が視聴者には混同されやすい。線引きが曖昧だからこそ、面白いのだ。

第2シリーズ:中年6人が無人島生活!?



前シリーズに引き続き、OP主題歌を10FEET、ED主題歌を竹原ピストルが担当。スケジュールの都合上、寺島進の再出演は叶わなかったが、ほか5人は引き続き続投した第2シリーズ。黒スーツを着たバイプレイヤー達がかっこよく登場するOP映像を見ると、胸にこみ上げるものがある。

架空の朝ドラ撮影のため無人島に向かうところから今シリーズはスタートする。本家NHKではなくテレ東で始まる朝ドラ、という時点でなんともぶっ飛んだ設定だが、それこそバイプレイヤーズの面白いところだ。30分枠から1時間枠に昇格したところからも、評判の良さがうかがえるだろう。

第2話から毎話に「シークレットゲスト」が登場するのが第2シリーズの特徴。どんなゲストが登場するのかは、視聴者に明かされないのはもちろんのこと、なんと出演している俳優陣にも知らされない。演技なのか素なのかわからない芝居、そして随所に散りばめられたアドリブにクスッと笑ってしまう。

個人的には、第4話の「首でフラフープをまわす大杉漣」や「ハンモックにすっぽり入って揺れる田口トモロヲ」をぜひ見逃さないでほしい。

第3シリーズ:名脇役たちが架空の撮影地で奮闘する



第1,2シリーズと同じく松重豊や遠藤憲一たちが続投するのは変わらないが、これまでのシリーズとは一風違った空気が流れる第3シリーズ。コロナ禍である情勢を巧みに取り入れ、架空の撮影地で奮闘する各バイプレイヤー達の悲喜こもごもが描かれる。

架空の撮影地で収録されるのは、これまた架空のドラマだ。日曜9時枠の「大合併」や医療ドラマ「ドクターZ・5」など、某有名ドラマを彷彿とさせる作品が作られている。向井理がSNSでのバズを狙って叫んだ台詞がスルーされて終わったり、滝藤賢一がドラマの主要キャストを外される展開になったり……

現実には起こるはずがないようなトラブルなのだが、もしかしたら起こる可能性がなくもないようなグレーゾーンを狙っているあたりバイプレイヤーズらしさがある。第1.2シリーズを通して観てきたファンにとっては「これこれ!」とたまらなく思う瞬間もあるのではないだろうか。

2021年3月現在、第3シリーズは6話まで放送中。ちょうど第3シリーズを終えた頃に合わせ、映画「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」が公開される。公式サイトや予告映像を見る限り、ここまでの名脇役が勢揃いするともはや主役級だ。どんな映画になるのか、本当に映画は完成するのかーー楽しみに公開を待ちたい。

(文・北村有)

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