高畑充希が輝く名作映画5選!舞台も映画もドラマも意欲的!



高畑充希が猫の声でしゃべる
『旅猫レポート』(18)



『旅猫レポート』は、『植物図鑑』の三木康一郎監督が、同じ有川浩の人気小説を映画化したロード・ムービーです。

有川浩が大の猫好きであることはファンにとって周知の事実ではありますが、この作品もとある事情で愛猫ナナを手放さなければならなくなった青年(福士蒼汰)が、新たな飼い主を探す旅に出ます。

有川浩は本作で脚本も担当していることから、かなり想いの強い作品であったことも容易に想像できることでしょう。

そして彼女が紡ぐナナの台詞=心の声を担っているのが高畑充希なのでした!

結果として『植物図鑑』原作&監督&主演トリオの再結成ともなった本作、動物と人との愛情描写はもとより、意外なドラマ展開の妙などにも驚かされる逸品となっています。

大泉洋、三浦春馬と共演!
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)



『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は、進行性筋ジストロフィーという難病を抱えつつも入院を拒否し、自立生活を続ける鹿野靖明(大泉洋)のハチャメチャな日常を描いた実話の映画化。

とにもかくにもこの鹿野氏、わがままで女好きで、周囲のボランティアを困らせてばかりなのです。

そして、彼の新たな標的(?)となってしまうのが、新米ボランティアの久(三浦春馬)の彼女、美咲(高畑充希)!

気丈な美咲も負けず劣らず、鹿野を堂々と叱咤するものの、そんな彼女に鹿野は惚れてしまう!?

大泉洋と高畑充希のドタバタ・コンビネーションも楽しいヒューマン映画で、双方に挟まれる三浦春馬も良い味出してくれていました。

ちなみに監督の前田哲は、高畑充希の本格映画デビュー作『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』(07)を手掛けています。

ミュージカル仕立てで贈るラブコメ
『ヲタクに恋は難しい』(20)



『ヲタクに恋は難しい』は、ふじた原作の人気漫画、通称「ヲタ恋」を実写映画化。

隠れ腐女子の成海(高畑充希)と重度のゲームヲタク宏嵩(山﨑賢人)の不器用な恋模様が、愉しくも切なく綴られていきます。

監督はある意味特撮ヒーロー映画の極みたる(!?)『女子ーズ』(14)でも高畑充希と組んでいるオバカ・コメディ映画の達人・福田雄一ですが、ここではそちらのテイストは控え目に、あくまでも基本はロマンティックなラブ・コメディ。

そして何とこの映画、ミュージカル仕立て! 

これぞ、同ジャンルに精通した高畑充希の魅力を映画の中で倍増させる、実に頼もしきフックにも成り得ているのでした!

 (文:増當竜也)

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