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『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の見どころを語る!「ゼロワンothers」の描く世界とは?


■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

作品として最高の締めくくりをした『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』。

そんな「ゼロワン」の世界を、また体感できる機会をいただきました。



それが、『ゼロワンothers 仮面ライダー滅亡迅雷』。

今回もスピンオフが製作される幸せ。

その冠タイトルは「ゼロワンothers」。

『仮面ライダージオウ』のときのスピンオフの冠タイトルは「NEXT TIME」。

さかのぼっていくと「ビルド NEW WORLD」、「エグゼイド トリロジー アナザー・エンディング」、「ゴースト RE:BIRTH」、「ドライブサーガ」、「鎧武外伝」。

ここ近年の作品が終了してからスピンオフが作られる流れは『仮面ライダー鎧武』から。

『仮面ライダー電王』のときに「超電王トリロジー」として3作製作されましたが、定着したのは「鎧武」からです。

スピンオフ作品は本当に名作が多いです。

本編は子供の視聴者層も意識してるところがありますが、スピンオフになると一気にハードに振り切ることがかなりあり、その作品の世界観をあらゆる手法を使ってさらに深掘りしてくれます。

いろんな事情があって本編には組み込めなかったことを、スピンオフで消化して昇華させることも多々あるので、スピンオフを見ることで本編への理解度が変わり、それを踏まえた上で見返すと、また違った作品に見えることもしばしば。(余談ですが「グリス」と「スペクター」が特に好きです。)

今回の「滅亡迅雷」も間違いなくそんな作りになっています。

僕はゼロワン本編を、アンドロイドやAIが発達したら、実際こんな社会になるだろうなという疑似体験のような感じで捉えて見ていました。

そうなってくると当然、真っ先に考えてしまうのが軍事利用されるのか否か。

この「ゼロワンothers」ではそのifが描かれています。

ヒューマギアを軍事利用したいのはどこなのか?

そんな道具みたいな使い方をして怒るのは誰なのか?

人間に怒りの矛先を向けることに疑問を覚えるのは誰なのか?

「ゼロワン」で既に確立されたキャラクターたちが想像通り、ときには想像を超えて躍動してました。

そして、スピンオフはファンの気持ちをこれでもかと汲んでくれるのも魅力の一つです。

今回の「滅亡迅雷」でファンが求めているのは、やはり4人同時変身でしょう。

本編でもあるにはあったんですが、アークが乗っ取っていたりして、正真正銘のという感じのものではありませんでした。

今作では、ファンが求めていた同時変身をがっちりやってくれています。

脚本はもちろん高橋悠也さん。

僕は絶対の信頼を高橋悠也さんにしており、この期待は裏切られたことはありません。

今回もすごい仕上がりでした。

そして監督がなんと筧昌也さん。

「ゼロワン」の脚本を15本も書かれた方で、コロナ禍で撮影が止まってしまったときのプレジデントスペシャルも筧さんの脚本。緊急事態言宣言が明けた35.5話で監督も担当されていました。

そして今作でも監督をされてるわけですが、今までの東映作品ではあまり見ない演出を見ることができて、すごく新鮮でした。

特に音の面でものすごく個性を出されていて、どこのシーンかは言えませんが「ここ無音にするなんて!」というところが僕はかなり好きでした。

いろいろな考え方ができる今作品。一昨日、まさかの『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』も発表されましたが、次作に滅亡迅雷の話が直結するので、これを見て、まだまだ「ゼロワン」の世界に浸りましょう。

(文:篠宮暁)

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